アプリケーションの終了
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アプリケーションの終了
アプリケーションの終了では、管理されたエンドポイントでアプリケーションを終了するためのトリガ、動作、および警告を制御することができます。アプリケーションを終了する前にユーザが作業を保存できるように猶予をもってアプリケーションを終了するか、強制的に終了することができます。各タイプのトリガの通知メッセージを個別に編集することができます。
アプリケーションを終了するためのトリガは次のとおりです。
- エージェントの起動
- 新しい構成の適用
- コンピュータ IP アドレスの変更
- 接続デバイスの変更
トリガが作動すると、ルールに対してプロセスが評価され、アプリケーションの終了が必要かどうかを判断します。自己承認セキュリティレベルと監査のみセキュリティレベルのルールは評価されません。自己承認および監査のみのセキュリティ レベルのルールは評価されません。 自己承認ルールでは、 Application Control に対するユーザの裁量が許可され、監査のみルールは Application Control 制御が適用されないためです。
警告および終了メッセージを構成できますが、次の点に従う必要があります。
- メッセージ キャプションを空欄にすることはできず、1行にして、100文字以下にする必要があります。
- メッセージ本文を空欄にすることはできず、改行はあってもなくてもよく、10000文字以下にする必要があります。
- 各トリガ タイプで個別のメッセージボックスを使用する必要があります。
アプリケーションの終了は監査し、監査イベント9017に関連付けることができます。
詳細については、「監査」をご参照ください。
既定では、アプリケーションの終了は無効です。[グローバル設定] リボンでアクセスできる [アプリケーションの終了] ダイアログの [アプリケーションの終了を有効にする] オプションを使用して機能を有効にします。
アプリケーションの終了の構成
- [グローバル設定] リボンで、[アプリケーションの終了] を選択します。
- [アプリケーションの終了を有効にする] を選択します。
- アプリケーションの終了で使用するためのトリガを選択します。
- 構成の適用時 - 選択すると、適用される構成に従って、アプリケーションを終了します。
- コンピュータ IP アドレスの変更時 - 選択すると、安全な環境と安全ではない環境の間での移動など、コンピュータの IP アドレスが変更されるときに、アプリケーションを終了します。
- 接続デバイスの変更時 - 選択すると、同じセッションでのデスクトップからノートブックへの変更など、接続デバイスが変更されたときにアプリケーションを終了します。
- [オプション] タブを選択すると、アプリケーションが終了するときに実行される処理を定義します。
- 初期警告メッセージを表示 - 拒否されたアプリケーションが終了することをユーザに通知し、作業を保存するために、初期警告メッセージを表示します。終了する時間は、[待機...] オプションを使用して指定できます。[アプリケーションを閉じる] および [アプリケーションの終了] オプションとともに使用します。これらのオプションとともに使用されない場合、メッセージが表示され、拒否されたアプリケーションは終了しません。
- アプリケーションを閉じる - 初期警告メッセージに従いアプリケーションを終了し、ユーザは作業を保存することができます。
- アプリケーションを終了 - 警告メッセージを表示せずに、拒否されたアプリケーションを終了します。
- 待機...- 処理の間の期間と、閉じてから終了するまでの時間を秒数で指定します。最大期間は120秒です。
- 警告または終了メッセージを変更するには、指定されたトリガに応じて、[構成適用メッセージ]、[IP アドレス変更メッセージ]、または [接続デバイス変更メッセージ] タブを選択します。警告および終了メッセージを構成するには、次のフィールドを使用します。
- キャプション - 警告または終了メッセージのタイトルに表示されるテキスト。
- メッセージ本文 - メッセージの本文を表示するためのテキスト。
- メモ
キャプションとメッセージ本文の両方で環境変数がサポートされます。 - 幅 - [アプリケーションの終了] メッセージ ダイアログの幅を指定します。幅はピクセル単位であり、すべてのメッセージに適用されます。既定値は0です。
- 高さ - [アプリケーションの終了] メッセージ ダイアログの高さを指定します。高さはピクセル単位であり、すべてのメッセージに適用されます。既定値は0です。
- OK をクリックします。
- 構成を保存します。
Application Control では、時間制限機能を使用して、アプリケーションを終了できます。
IP アドレス変更のアプリケーション終了の設定
アプリケーションの終了を使用して、IP アドレスが変更されたときにアプリケーションを終了します。たとえば、IP アドレスが会社の IP 範囲外のときなどです。
-
[グローバル設定] リボンで、[アプリケーションの終了] を選択します。
[アプリケーションの終了] ダイアログが表示されます。
- [アプリケーションの終了を有効にする] オプションを選択します。これは既定でオフです。
- [トリガ] タブで [コンピュータ IP アドレスの変更時] オプションを選択します。
- [オプション] タブを選択します。
- 次のいずれかを実行します。
- [初期警告メッセージを表示] と [アプリケーションを終了する] オプションを選択します。初期警告メッセージが表示され、作業を保存してから、ダイアログを閉じることができます。
- [アプリケーションを終了する] オプションを選択します。警告なしでアプリケーションが終了します。必要に応じて、最初の警告を表示できます。
- すべての3つのオプションを選択します。
- [IP アドレス変更メッセージ] タブを選択します。
- 必要に応じて、メッセージを変更します。
- OK をクリックします。
- この手順では、オフィスで許可されている IP アドレス範囲を設定します。
- ナビゲーション ペインで、ルール ノードを選択します。
-
[ルール] リボンで [ルールの追加] ドロップダウン矢印を選択し、[デバイス ルール] を選択します。
新しいデバイス ルールがデバイス ルール ノードに下に作成されます。
- 新しいノードを右クリックし、[名前の変更] を選択します。
- 「オフィス内」などの直感的な名前を入力します。
- 作業領域内を右クリックし、[クライアント デバイスの追加] を選択します。
- [クライアント デバイスの追加] ダイアログが表示されます。
- 許可された IP アドレス範囲を入力し、[追加] をクリックします。
- この手順では、別の場所から VPN を使用するときなど、許可されていない IP アドレス範囲を設定します。
- ナビゲーション ペインで、ルール ノードを選択します。
-
[ルール] リボンで [ルールの追加] ドロップダウン矢印を選択し、[デバイス ルール] を選択します。
新しいデバイス ルールがデバイス ルール ノードに下に作成されます。
- 新しいノードを右クリックし、[名前の変更] を選択します。
- 「オフィス外」などの直感的な名前を入力します。
- 作業領域内を右クリックし、[クライアント デバイスの追加] を選択します。
-
[クライアント デバイスの追加] ダイアログが表示されます。
次のいずれかを実行します。
- 許可されていない IP アドレス範囲を入力します。
- 他のすべての IP アドレスを示すには、*.*.*.* と入力します。
- 追加 をクリックします。
手順4 - 構成の保存