Application Control の新機能

バージョン 2020.3

コードの強化およびバグ修正に加えて、以下の機能が組み込まれました。

自己昇格用のカスタム トークンの構成が可能

Application Control では、自己昇格時に使用するアクセス トークンについて、これまで以上の制御が可能になりました。管理者がカスタム トークンを定義します。これらのカスタム トークンは、[自己昇格オプション] ダイアログで選択できます。詳細については、「自己昇格」をご参照ください。

アプリケーション昇格時の構成可能なプロンプト

アプリケーション権限を昇格させる前にユーザに確認のプロンプトを表示するように、ファイル、フォルダ、署名、およびグループのルール項目を構成できるようになりました。これにより、アプリケーション (または項目) を昇格させた状態で実行するか、通常の状態で実行するかを、ユーザが選択できるようになります。詳細については、「ルール項目」をご参照ください。

監査目的においては、昇格理由の入力をユーザに求めることが推奨されます。監査イベントを監視することで、管理者は自動昇格とユーザによる昇格を容易に区別できます。

完全性が中レベルのカスタム トークン

管理者は、中レベルの完全性で実行されるように、カスタム トークンを構成できるようになりました。詳細については、「ユーザ権限」をご参照ください。

ルール分析の強化

Application Control ルール分析に、ファイルの上書きと名前変更要求からのフィルタリングを可能にするチェックボックスが組み込まれました。ルール分析の [要求の概要] ビューには、ルールの [タイプ] フィールド値が組み込まれています。生成された要求タイプのタイプ (またはカテゴリ) をひと目で確認できるので、アナリストは、結果を確認するために個々の要求を開いてレビューする必要がありません。詳細については、「ルール分析」をご参照ください。