ワイルドカードと正規表現

Application Control では、ファイル名、フォルダ パス、コマンドライン引数、メタデータ文字列を追加するときに、[正規表現を使用する] オプションを選択すると、正規表現が使用されます。グループおよびユーザ名ルールでは、正規表現はサポートされません。

正規表現を使用するときには、確定する前に、十分に式を確認する必要があります。条件の入力が正しくないと、完全一致と部分一致の両方が返されます。

メタ文字 一致

^[a-f]+

「alice」が一致します。名前の先頭が a ~ f の間の文字であるためです。

「john」は一致しません。名前の先頭が f の後の文字であるためです。

「Alice」は一致しません。名前の先頭が小文字ではないためです。

^[a-fA-F]+

「Alice」が一致します。この式では大文字が許可されるためです。
[a-zA-Z]+\d\d\d$ 「UserWithThreeNumbers123」が一致します。ユーザ名には、3文字の数字の前に文字があるためです。

「UserWithFourNumbers1234」は一致しません。ユーザ名の数字が4つあるためです。

(notepad)|(winword)|(calc).exe notepad.exe が一致します。リストにあるためです。

wordpad.exe は一致しません。リストにないためです。

以下の情報は、正規表現とワイルドカードを Application Control で使用する例について示します。

説明
^chkdsk((?!/[f|x]).)*$ ユーザがチェックディスク ユーティリティを実行して結果を表示することができるように使用されますが、a /f (fix) パラメータを使用したディスクのエラーの修正は防止されます。