Deployment Agent
次のセクション:
- 管理されたコンピュータの配布エージェント
- 配布エージェントのインストール
- 統合された配布エージェントのインストール機能
- 配布エージェントの手動インストール
- サイレント モードでの配布エージェントのインストール
管理されたコンピュータの配布エージェント
配布エージェントは管理されたコンピュータにインストールされ、製品エージェントと Management Center 間の通信を管理します。
配布エージェントは管理サーバと通信し、エージェント、構成、およびソフトウェア パッケージ更新のダウンロードおよびインストールを管理します。また、製品エージェントによって生成されたイベント データを管理サーバに送信します。
配布エージェントのインストール
Management Center によって管理されるすべてのコンピュータで配布エージェントをインストールします。管理コンソールで、統合された配布エージェントのインストール機能を使用して、配布エージェントを配布するには、管理サーバの Web サイトから ClientCommunicationsAgent32/64.msi パッケージをダウンロードするか、サードパーティの配布メカニズムを使用します。
配布エージェントをインストールする前に、管理コンソールでメンバーシップ ルールと配布グループを設定することをお勧めします。詳細については、 Management Center ヘルプをご参照ください。
管理コンソールの配布エージェントのインストール機能は、中小規模の企業環境で実行し、複数のコンピュータに配布エージェントを配布したり、現在配布されている配布エージェントの URL パスを修復または修正して、http または https プレフィックとポート番号を変更したりすることができます。
一般的に、組織の IT 管理者は、複数のコンピュータを設定するための作業を減らすアプローチとして、オペレーティング システムの他に、新しいコンピュータに必要なソフトウェアおよび更新を含むマスタ イメージを作成します。組織のコンピュータに展開する前に、マスタ イメージで配布エージェントをインストールすることをお勧めします。
統合された配布エージェントのインストール機能
管理コンソールには、配布エージェントのインストール機能があり、Management Center 配布グループおよびメンバーシップ ルールと一致する複数のコンピュータに配布エージェントを展開することができます。エージェントは、小規模から中規模の環境にある Microsoft Active Directory ネットワークで配布できます。
ワークフロー
配布エージェントのインストール機能は、Management Center 配布グループを検出し、グループ メンバーシップ ルールを使用して、配布グループを配布できるグループの一覧を表示します。コンピュータ、グループ、コンテナ別に、メンバーシップ ルールの Active Directory タイプを、Active Directory に照会します。あるいは、手動で NetBIOS 名を使用して、コンピュータを追加または除外することができます。
配布エージェントは、Management Center コンソールで構成された配布グループのメンバーであるコンピュータにのみ配布エージェントを展開できます。
ターゲット クライアント コンピュータのソフトウェア要件が検出され、最新の32ビットまたは64ビット バージョンの配布エージェント インストール パッケージがダウンロードされます。
パッケージは、ターゲット コンピュータに配布され、管理サーバの正しい URL を使用して、サイレントでインストールされます。
配布エージェントをインストールするために必要な基本手順は次のとおりです。

- [ホーム]> [グローバル設定] > [アクセス認証資格情報] タブに移動します。
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配布エージェントがインストールされるコンピュータのアカウントのユーザ認証資格情報 (ユーザ名とパスワード) を入力します。アカウントにはローカル管理者権限が必要です。
複数のアカウントを追加できます。リストする順序で試行されます。
アクセス認証資格情報が設定されていない場合は、統合された配布エージェントのインストール機能を使用して、エンドポイントに配布エージェントをインストールすることはできません。

- [ホーム] > [配布グループ] に移動します。
- 新しい配布グループを作成します。
- 新しい配布グループの [設定] を選択します。[設定] 作業領域の [一般] タブが開きます。
- [サーバ ポーリングとダウンロード] セクションで、クライアント コンピュータが新しいエージェントまたは構成を確認してダウンロードする頻度を指定します。スライダを使用して、ポーリング差異を設定します。ポーリング差異により、同時に複数のクライアントをポーリングしてダウンロードする影響が低減されます。
- [イベント データ アップロード] セクションで、イベント データが管理サーバにアップロードされる頻度を指定します。スライダを使用して、アップロード差異を設定します。アップロード差異により、データを同時に複数のクライアントにアップロードする影響が低減されます。
- 配布エージェント権限で、設定されたインストール スケジュール外で、配布エージェントが自己登録、登録解除、またはエージェントと構成更新の確認ができるかどうかを指定します。
- [インストール] タブを選択します。
- 配布グループのエージェントおよび構成インストール スケジュールを設定します。

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[ホーム] > [配布グループ] > [Deployment Group] > [メンバーシップ ルールの構成] ボタンに移動します。
各配布グループには、メンバーシップ ルールのセットとの1対1の関係があります。メンバーシップ ルールは、Active Directory のコンピュータの検出フィルタのように動作します。
- [処理] パネルで、[条件の編集] をクリックし、NetBIOS 名または Active Directory に基づいて、新しい条件を追加します。
- [メンバーシップ ルール] 作業領域から、[送信] を選択します。
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[処理] パネルで、[検出] を選択します。
メンバーシップ ルールと一致する検出されたコンピュータは、該当する [配布グループ] > [コンピュータ] ノードに一覧表示されます。
メンバーシップ ルールで検出されるコンピュータでは、コンピュータ ステータスの初期表示が [配布エージェントが配布されていません] になります。

- [ホーム] > [配布グループ] > [Deployment Group] > [コンピュータ] に移動します
- 配布エージェントをインストールするコンピュータを選択します。
- [処理] パネルで、[配布エージェントのインストール] を選択します。
クライアント アクセス ログは、インストール進行状況の詳細を示します。[配布済み (%)] 列は、配布されたパッケージの割合を示します。
配布エージェントの手動インストール
管理されたコンピュータで配布エージェントを手動でインストールするには、クライアント コンピュータで ClientCommunicationsAgent32/64 インストール パッケージをダウンロードして実行します。
配布エージェントを手動でインストールする前に、すべての前提条件をインストールしてください。詳細については、「前提条件」をご参照ください。
-
Web ブラウザを起動し、次のアドレスの管理サーバ Web サイトに移動します。
https://[computer name]/ManagementServer
SSL 通信を構成していない場合は、管理サーバ Web サイト (http://<computer name>/ManagementServer/) の HTTP プレフィックスを使用します。
Management Center ダウンロード ページが表示されます。
[ダウンロード] ページは、Internet Explorer 8以上で最適に表示されます。
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ダウンロード ページに表示される管理サーバ URL を書き留めます。
管理コンソール、EULA、リリースノート、Application Control、Environment Manager および Performance Manager コンソール、前提条件ソフトウェアをダウンロードすることもできます。
- 該当する 32ビットまたは64ビット ClientCommunicationsAgent インストール MSI パッケージをダウンロードして実行します。
- 配布エージェント インストールようこそ画面で、[次へ] をクリックします。
- [ライセンス契約] 画面で、ライセンス契約を読みます。条項に同意する場合は、選択して、[次へ] をクリックします。
-
[インストール ディレクトリ] 画面で、既定のインストール ディレクトリを変更せずに、[次へ] をクリックします。
[設定] 画面が表示されます。
管理サーバのコンピュータ名 (http://<Computer Name>/) を入力します
- SSL 通信を構成した場合は、管理サーバ Web サイト (https://<computer name>/) の HTTPS プレフィックスを使用します。
- [次へ] をクリックして、続行します。
- インストールが完了したら、[完了] をクリックして、インストール ウィザードを終了します。
配布エージェントが正常にインストールされました。ホスト コンピュータは管理サーバに接続できます。げんざいのコンピュータが属する配布グループに構成された設定に従い、製品エージェント、ライセンス、構成ソフトウェア パッケージをダウンロードする準備ができました。
サイレント モードでの配布エージェントのインストール
サードパーティの配布メカニズムまたはコマンド プロンプトを使用して、配布エージェントをサイレント インストールすることができます。
サーバ コンピュータに SSL 証明書をインスト-ルし、管理対象のコンピュータが管理サーバと同じ Active Directory ドメインにある場合にのみ、管理サーバ web サイトに HTTPS プレフィックスを使用します。
msiexec.exe /qn /i "<MSI file path>\CommunicationsAgent.msi" WEB_SITE="https://<Management Server Name>/" GROUP_NAME="<DeploymentGroup>"
/i
- Install/qn
- Quiet mode install without the user interface.WEB_SITE
- ホスト コンピュータの名前を使用して、管理サーバ Web サイト アドレスを入力します。GROUP_NAME
(任意) - 配布エージェントが登録される配布グループ名を入力します。配布エージェントは、エージェントの自己登録を許可するために設定されたグループでのみ登録できます。そうでない場合、エージェントは、グループ メンバーシップの優先順位に従い、管理サーバ配布グループに登録しようとします。- GROUP_NAME self-register
- 配布グループ - メンバーシップ ルール
- (既定) グループ - 一致が見つからない場合
このグループで自己登録を許可する
配布グループを設定し、コマンドラインを使用してインストールされるときに、配布エージェントを特定のグループに自己登録させることができます。
このオプションは、既定では無効ですが、管理されたエンドポイントに配布エージェントをインストールするための別の方法であり、管理コンソールでグループ メンバーシップをあらかじめ定義するのではなく、Management Center の特定の配布グループに登録することができます。
関連する配布グループの [設定] 作業領域の [一般] タブの [配布エージェント権限] セクションで、[自己登録を許可] を有効にします。