Outlook 処理

プロファイルの作成または365プロファイルの作成処理は、Office Customization Tool (OCT) を使用した Outlook Exchange アカウントの構成に似た機能と構成タスクを使用します。

OTC の詳細については、次のサイトをご参照ください。https://technet.microsoft.com/en-us/library/cc179097.aspx

このセクションの内容

プロファイルの作成処理の構成

管理されたユーザの Outlook メール プロファイルを作成します。この処理は、主に、オンプレミス Exchange アカウントで使用されます。このセクションを追加するには、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成し、[処理] リボンから [Outlook] > [プロファイルの作成] を選択します。次の3つのメインタブを構成できます。プロファイル、キャッシュ モード、Outlook Anywhere。

プロファイル

次のフィールドを入力します。

  • プロファイル名 - エンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。同じ名前のいずれかがエンドポイントに存在する場合は、プロファイルが作成されません。
  • メールボックス名 - 特定のユーザのメールボックス アカウントの名前。一般的に、これは、ログオン ユーザのユーザ名であるため、既定では %USERNAME% 環境変数がプレースホルダとして入力されます。
  • Exchange サーバ - Exchange サーバを実行しているコンピュータの名前。
  • ユーザがアクセスする必要がある追加のメールボックスを構成します。[追加] をクリックし、任意のメールボックスの 表示名 メールボックス識別名 を入力します。メールボックス識別名は、ユーザ AD アカウントから LegacyExchangeDN 属性を検索します。繰り返して、他のメールボックスを追加します。

キャッシュ モード

[キャッシュ Exchange モードを使用する] を選択し、次のプロパティを構成します。

  • 共有フォルダをダウンロードする - 共有メール フォルダおよびメール以外のフォルダを同期します。 
  • 公開フォルダのお気に入りをダウンロードする - 公開フォルダのお気に入りをダウンロードします。
  • Outlook データ ファイルのパスとファイル名 - エンドポイントのオフライン データ ファイル (OST) の場所。これは任意です。空欄にすると、プロファイルのオペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
  • オフライン アドレス帳ファイルを保存するディレクトリ パス - オフライン アドレス帳の場所。これは任意です。空欄にすると、プロファイルのオペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
  • オフラインで保持するメール - オフラインで保存されるデータの量。選択した期間よりも古いメールは同期されません。

Outlook Anywhere

次のプロパティを構成します。

  • Outlook Anywhere の構成 - ユーザが Outlook Anywhere に接続できるようにします。
  • この URL を使用して、Exchange 用プロキシ サーバに接続 - 目的の Exchange サーバの URL。
  • SSL のみを使用して接続する - ユーザは、Secured Sockets Layer (SSL) を使用してのみ接続できます。
  • SSL で接続するときにセッションを相互に認証する - SSL を使用して接続する前には、サーバとクライアントが相互に認証する必要があります。
  • プロキシ サーバのプリンシパル名 - クライアントが接続するプロキシ サーバの名前。

    プロキシ サーバのプリンシパル名には、プレフィックス msstd: が必要です。例: msstd:mail.company.local

  • 高速ネットワークでは、まず HTTP を使用して接続し、その後に TCP/IP を使用して接続する - 高速ネットワークでは、クライアントは HTTP を使用して接続を試行します。成功した場合、TCP/IP を使用して接続を試行します。
  • 低速ネットワークでは、まず HTTP を使用して接続し、その後に TCP/IP を使用して接続する - 低速ネットワークでは、クライアントは HTTP を使用して接続を試行します。成功した場合、TCP/IP を使用して接続を試行します。
  • Exchange 用プロキシ サーバに接続するときにこの認証を使用する - 次の認証タイプを選択します。
  • パスワード認証 (NTLM)
  • 基本パスワード認証

365プロファイルの作成処理の構成

Outlook 365アカウントに接続するためのメール プロファイルを作成します。このセクションを追加するには、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成し、[処理] リボンから [Outlook] > [365プロファイルの作成] を選択します。次の2つのメインタブを構成できます。プロファイルとキャッシュ モード。

プロファイル

次のフィールドを入力します。

  • プロファイル名 - エンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。同じ名前のいずれかがエンドポイントに存在する場合は、プロファイルが作成されません。
  • ユーザ電子メール - 特定のユーザの電子メール アドレス。このフィールドは既定では空欄です。これは、自動検出サービスを使用して、ドメイン ユーザのメール接続を検索します。

ユーザがアクセスする必要がある追加のメールボックスを構成します。[追加] をクリックし、任意のメールボックスの表示名メールボックス識別名を入力します。メールボックス識別名は、ユーザ AD アカウントから LegacyExchangeDN 属性を検索します。繰り返して、他のメールボックスを追加します。

キャッシュ モード

[キャッシュ Exchange モードを使用する] を選択し、次のプロパティを構成します。

  • 共有フォルダをダウンロードする - 共有メール フォルダおよびメール以外のフォルダを同期します。 
  • 公開フォルダのお気に入りをダウンロードする - 公開フォルダのお気に入りをダウンロードします。
  • Outlook データ ファイルのパスとファイル名 - エンドポイントのオフライン データ ファイル (OST) の場所。これは任意です。空欄にすると、プロファイルのオペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
  • オフライン アドレス帳ファイルを保存するディレクトリ パス - オフライン アドレス帳の場所。これは任意です。空欄にすると、プロファイルのオペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
  • オフラインで保持するメール - オフラインで保存されるデータの量。選択した期間よりも古いメールは同期されません。

メールボックスの更新処理の構成

  1. 既存の Outlook プロファイルの追加のメールボックスを追加および削除します。
  2. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成します。
  3. [処理] リボンで、[Outlook] > [メールボックスの更新] を選択します。
  4. 修正するプロファイル名を入力します。これはエンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。

    メールボックスを開く手順と削除する構成手順は同じです。

  5. [追加] をクリックします。
  6. メールボックスの表示名メールボックス識別名を入力します。表示名は処理で一意でなければなりません。複数のメールボックスの表示名が同じ場合は、最初の項目のみがプロファイルに追加されます。
  7. 手順4と5を繰り返し、追加または削除する別のメールボックスを構成します。
  8. [OK] をクリックして、処理を保存します。

処理がトリガーされると、選択したプロファイルが開き、処理の構成に従い、指定されたメールボックスが追加または削除されます。入力したプロファイルが存在しない場合は、処理が失敗します。

電子メール署名処理の構成

管理されたユーザの Outlook 署名ファイルを構成します。

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、ユーザ トリガーのノードまたは条件を選択します。
  2. [処理] リボンで、[Outlook] > [電子メール署名] を選択します。
  3. 署名を識別する名前を入力します。
  4. 署名のテキストを構成します。新しいメッセージ返信と転送用に異なる署名を設定できます。[返信と転送でもこの署名を使用する] を選択すると、すべてのメールで同じメッセージを使用できます。
  5. [OK] をクリックして、処理を保存します。

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