File Director 処理

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File Director ユーザ設定

File Director ユーザ設定処理では、ユーザレベルの File Director 設定を設定し、File Director パスへのセッション変数を作成できます。

ログオン時に、ユーザが File Director クライアントにログインしている場合、Environment Manager は $(DataNowHome) セッション変数をユーザの File Director ディレクトリに設定し、末尾に「\Home」を追加します。ホーム ドライブのマップポイント名が Home ではない場合、File Director ユーザ設定処理内で、別のマップポイント名を指定できます。

別のセッション変数を、ドキュメントやお気に入りディレクトリなどの File Director に設定できます。Environment Manager 処理および条件は、これらのセッション変数を使用すると、簡単に作成できます。

File Director ユーザ シングルサインオンを有効にする

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、新しいノードを作成するか、プレセッションまたはプレデスクトップ ログオン サブトリガーの下で既存のノードを選択します。
  2. [処理] リボンで、File Director > File Director ユーザ設定を選択します。

    File Director ユーザ設定ダイアログが表示されます。

  3. [ユーザ シングルサインオンを有効にする] を選択すると、ユーザのシングルサインオンを有効にします。

    コンピュータでも、シングルサインオンを有効にする必要があります。

セッション変数を File Director パスに設定する

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、新しいノードを作成するか、プレセッションまたはプレデスクトップ ログオン サブトリガーの下で既存のノードを選択します。
  2. [処理] リボンで、File Director > File Director ユーザ設定を選択します。

    File Director ユーザ設定ダイアログが表示されます。

  3. ホーム ドライブのマップポイント名が Home ではない場合、[$(DataNowHome) セッション変数で使用される別のマップポイント名を指定する] を選択し、マップポイント名を入力します。
  4. 別のセッション変数を File Director パスに設定するには、[追加] をクリックします。

    [File Director セッション変数の選択] ダイアログが表示されます。

  5. 処理に追加する1つ以上のセッション変数を選択します。Ctrl または Shift キーを使用して、複数のセッション変数を選択できます。
  6. [OK] をクリックして、セッション変数を追加します。

    選択したセッション変数は、[File Directorユーザ設定] ダイアログに追加されます。

  7. 必要に応じて、[値] フィールドを修正し、各セッション変数のパスを変更します。
  8. [OK] をクリックして、処理を作成します。

File Director カスタム設定

File Director カスタム設定処理では、すべてのユーザの File Director 動作を変更できます。Environment Manager はコンピュータの起動時に指定されたエンドポイントレベルの設定を設定し、後からFile Director サービスを開始します。

次の設定を使用できます。

注意:想定範囲外の値を設定すると、File Director で予期しない動作が発生する可能性があります。

説明 単位 範囲 既定 File Director
認証 > シングルサインオンを有効にする コンピュータのシングルサインオンを有効にします。エンドポイント ユーザのシングルサインオンを有効にする必要があります 該当なし 有効または無効 無効 3.0および3.5
ロギング > 循環ロギング 循環ロギングを有効にします。ログファイルは %LOCALAPPDATA%\DataNowLogs に書き込まれます。 該当なし 有効または無効 無効 3.0および3.5
ネットワーク > 自動スロットル最小値 File Director スロットルの下限を設定します。 KBps 任意の正の値 30 3.0および3.5
ネットワーク > 自動スロットル割合 File Director が使用する推定アップロード パイプの割合を設定します。 % 0~100 100 3.0および3.5
ネットワーク > 自動スロットル再テスト間隔 File Director が使用可能なアップロード スロットルを再テストする頻度を設定します。スロットルはテスト中に短時間に削除されます。 ms 任意の正の値 36,000,000 3.0および3.5
ネットワーク > 詳細 > HTTP 接続要求タイムアウト HTTP 接続要求のタイムアウト値を設定します。 ms 任意の正の値 60,000 3.0および3.5
ネットワーク > 詳細 > HTTP 名前解決タイムアウト HTTP 名前解決のタイムアウト値を設定します。 ms 任意の正の値 0 3.0および3.5
ネットワーク > 詳細 > HTTP 受信応答タイムアウト 要求に対する HTTP 応答を受信するタイムアウト値を設定します。 ms 任意の正の値 60,000 3.0および3.5
ネットワーク > 詳細 > HTTP 送信要求タイムアウト HTTP 送信要求のタイムアウト値を設定します。 ms 任意の正の値 60,000 3.0および3.5
同期 > 既定のファイル除外を無効にする 既定のファイル除外を無効にします。 該当なし 有効または無効 有効 3.0および3.5
同期 > 既定のフォルダ除外を無効にする 既定のフォルダ除外を無効にします。 該当なし 有効または無効 有効 3.0および3.5
同期 > 詳細 > キャッシュ有効期限 フォルダ リストの既定のキャッシュ有効期限を設定します。 ms 任意の正の値 2,000 3.0および3.5
同期 > 詳細 > 失敗したアップロードの再試行までの最大時間 失敗したアップロードを再試行するまで待機する最大時間を設定します。 ms 任意の正の値 20,000 3.0および3.5
同期 > 詳細 > 失敗したアップロードの再試行までの最小時間 アップロードが失敗してから再試行されるまでの最短時間を設定します。ネットワークが使用できない場合、再試行は実行されません。 ms 任意の正の値 5,000 3.0および3.5
同期 > 詳細 > オフライン マップポイント タイムアウト オフラインとして表示されるまでのマップポイント タイムアウトを設定します。 s 任意の正の値 30 3.0および3.5
同期 > 詳細 > サーバ側削除のリサイクル File Director がローカル ファイルをごみ箱に送信して、サーバ側の変更を反映するかどうかを設定します。 該当なし 有効または無効 無効 3.0および3.5
開発者 > ログオン トークン待機期間 File Director がセッション トークンを待機する、ログオン時の時間を設定します。 s 任意の正の値 60 3.0および3.5
開発者 > セッション開始待機時間 ログオン後にユーザの初期化を試みている間に、サービスが待機する時間を設定します。 s 任意の正の値 90 3.0および3.5

File Director カスタム設定処理の作成

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、新しいノードを作成するか、コンピュータの起動トリガーから既存のノードを選択します。

    File Director カスタム設定処理は、コンピュータの起動トリガーでのみ使用できます。

  2. [処理] リボンで、File Director > File Director カスタム設定を選択します。

    File Director カスタム設定ダイアログが表示されます。

  3. [追加] をクリックします。

    [File Director カスタム設定の選択] ダイアログが表示されます。

  4. 追加する1つ以上のカスタム設定を選択し、[OK] をクリックします。Ctrl または Shift キーを使用して、複数の設定を選択できます。

    選択した設定は、[File Directorカスタム設定] ダイアログに追加されます。

  5. 値を設定するには、[既定値を使用する] をオフにし、新しい値を入力します。

    更新された設定は太字で表示されます。

  6. [OK] をクリックして、処理を作成します。

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