グループ ポリシー処理

グループ ポリシーは、ユーザおよびコンピュータの作業環境に関連する構成ルールのセットです。グループ ポリシー ルールを構成の処理に追加できます。オペレーティング システム、アプリケーション、ユーザの設定は、ユーザ機能を制限または許可することができます。たとえば、グループ ポリシーを使用して、コントロール パネルへのアクセスを禁止するか、ユーザ プロファイルを特定のサイズに制限できます。

グループ ポリシーは、レジストリベースの設定が保存される場所を説明する管理テンプレート ファイルに保存されます。

ファイルには、ADMX ファイルと、その前身である ADM ファイルという、2つのタイプがあります。

  • ADM - Windows XP や Windows Server 2003など、古い Windows ソフトウェアの設定を保存する管理テンプレート ファイル。
  • ADMX - より新しい Windows ソフトウェア (Windows Vista や Windows Server 2008以降) の設定を保存する管理テンプレート XML ファイル。

既定では、グループ ポリシー ファイルは次の場所に保存されます。

  • ADM - C:\WINDOWS\Inf
  • ADMX - C:\WINDOWS\PolicyDefinitions

[管理] リボンにある [グローバル ポリシー ロケーション] ダイアログで、グローバル ポリシー ファイルを保存するための既定の場所を変更できます。

 

[ポリシーの設定] ダイアログ

[ポリシーの設定] ダイアログで、グループ ポリシー処理を作成します。

  • このダイアログでは、次の列に、グループ ポリシー設定に関する情報が一覧表示されます。
    • カテゴリ - ダイアログで設定が整理されている階層に従った、グループ ポリシー設定の親パス。たとえば、Windows Components\FileExplorer\Explorer Frame Pane。
    • ポリシー - ポリシーの名前。たとえば、「指定したコントロール パネル項目を非表示にする」。
    • 状態 - ポリシーは、有効、無効、未構成のいずれかにすることができます。
    • 値 - 一部のポリシー設定は、日付またはファイル サイズなどの値設定が必要です。
    • ファイル名 - ポリシー内の ADM または ADMX ファイルの名前。

列のショートカット メニューを使用して、表示する列と表示方法を選択できます。

列のショートカット メニューには、ダイアログの列を選択、並べ替え、固定するオプションがあります。

ダイアログに一覧表示されるポリシーは、構成プロファイラによって生成されるレポートにも表示されます。

グループ ポリシー設定

グループ ポリシー処理を作成すると、複数のグループ ポリシー設定を1つの処理に追加できます。[個別の処理として作成する] オプションを使用すると、各ポリシー設定を独自の処理に変換できます。複数のグループ設定を個別の処理に分割すると、元に戻せません。新しい処理を再グループ化することはできません。ただし、処理が作成されると、個別の処理を編集し、追加のグループ ポリシー設定を追加できます。

Environment Manager で適用されるポリシー設定は、ログオフ時または構成変更時に、管理対象エンドポイントから自動的に削除されます。[ポリシー設定を永久的に適用する] チェックボックスをオンにすると、削除が適用されず、エンドポイントのポリシー設定はアクティブなままです。

Internet Explorer の [サイトとゾーンの割り当て一覧] などのグループ ポリシー管理テンプレートには、Client Side Extensions (CSE) を実行する必要があります。前のバージョンの Environment Manager では、これらのポリシーを構成できましたが、エージェントは CSE を実行できませんでした。

Environment Manager エージェントはこれらの CSE をサポートするようになりました。

CSE を使用したフォルダ リダイレクトはサポートされていません。CSE は ADMX 経由で構成できないためです。

グループ ポリシー処理の作成

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、新しいノードを作成するか、既存のノードを選択します。
  2. [アクション] タブで、[グループ ポリシー] > [ADMX ポリシーの設定] (または [ADM ポリシーの設定]) を選択します。

    [ADMX ポリシーの設定] ダイアログが表示されます。

  3. [ポリシー フォルダ] テキストボックスで、既定のポリシー フォルダを使用します。あるいは、[参照] をクリックして、ADMX ポリシー テンプレートを選択するフォルダに移動します。
  4. ポリシー設定を追加するには、[追加] をクリックします。

    [ポリシー] ダイアログが表示されます。

  5. 左側のペインのナビゲーション ツリーで、カテゴリを選択します。フィルタを使用して、必要なカテゴリをすばやく検索することができます。

    そのカテゴリの個別のポリシーは右側のペインに表示されます。

  6. 右側のペインの任意のポリシーをダブルクリックすると、設定を構成できます。

    [ポリシー値の設定] ダイアログボックスが表示されます。2つのタブがあります。オプションとヘルプです。

    [ヘルプ] をクリックすると、ポリシー設定の説明が表示されます。[前の設定] および [次の設定] をクリックすると、選択したポリシー フォルダの設定をスクロールできます。

  7. [オプション] タブで、必要に応じて設定を構成します。有効無効、または未構成

    [有効] が選択されると、一部のポリシーでは、日付やファイルサイズなどの追加の設定を入力できます。

  8. [OK] をクリックして、[ADMX ポリシーの設定] ダイアログにポリシーを追加します。
  9. 他のポリシーを追加するには、手順4~9を繰り返します。

    [編集] ボタンと [削除] ボタンを使用して、設定を調整できます。

  10. 必要に応じて、[ポリシー設定を永久的に適用する] チェックボックスをオンにします。

    Environment Manager で適用されるポリシー設定は、ログオフ時または構成変更時に、管理対象エンドポイントから自動的に削除されます。チェックボックスをオンにすると、削除が適用されず、エンドポイントのポリシー設定はアクティブなままです。

  11. 複数の設定を単一の処理に分割するには、[個別の処理として作成する] チェックボックスをオンにします。

    分割したポリシーは再グループ化できません。

  12. [OK] をクリックします。

    すべての構成されたグループ ポリシー設定が含まれる処理が作成されます。

結果として複数文字列値の変更を招く ADMX 処理を適用する場合は、Environment Manager によって、既存のデータの末尾に追加されます。

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