Outlook 処理
[プロファイルの作成] アクションと [365プロファイルの作成] アクションでは、Office カスタマイズ ツールを使用して Outlook Exchange アカウントを構成する場合と同様の機能や構成タスクを使用します。
Office カスタマイズ ツールの詳細については、こちらの Microsoft のドキュメントをご参照ください。
このセクションの内容
プロファイルの作成処理の構成
管理されたユーザの Outlook メール プロファイルを作成します。この処理は、主に、オンプレミス Exchange アカウントで使用されます。このセクションを追加するには、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成し、[処理] リボンから [Outlook] > [プロファイルの作成] を選択します。次の3つのメインタブを構成できます。プロファイル、キャッシュ モード、Outlook Anywhere。
プロファイル
次のフィールドを入力します。
- プロファイル名 - エンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。同じ名前のいずれかがエンドポイントに存在する場合は、プロファイルが作成されません。
- メールボックス名 - 特定のユーザのメールボックス アカウントの名前。これは通常は、ログオン ユーザのユーザ名であるため、初期状態ではプレースホルダとして環境変数 %USERNAME% が入力されています。
- Exchange Server - Exchange サーバを実行しているコンピュータの名前。
- ユーザがアクセスする必要がある追加のメールボックスを構成します。[追加]をクリックし、任意のメールボックスの表示名とメールボックス識別名を入力します。メールボックス識別名は、ユーザ AD アカウントから LegacyExchangeDN 属性を検索します。繰り返して、他のメールボックスを追加します。
キャッシュ モード
[Exchange キャッシュ モードを使う] を選択して、以下のプロパティを構成します。
- 共有フォルダをダウンロード - 共有のメール フォルダおよびメール以外のフォルダを同期させます。
- パブリック フォルダのお気に入りをダウンロード - パブリック フォルダのお気に入りを同期させます。
- Outlook データ ファイル (.ost) のパスとファイル名 - エンドポイント上の、オフライン データ ファイル (OST) の場所。これはオプションであり、空白にすると、プロファイル内にある、オペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
- オフライン アドレス帳ファイルの保存先のパス - オフライン アドレス帳の場所。これはオプションであり、空白にすると、プロファイル内にある、オペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
- オフラインにしておくメール - オフラインで保存されたデータの量。 選択した期間よりも古いメールは同期されません。
Outlook Anywhere
次のプロパティを構成します。
- Outlook Anywhere の構成 - ユーザが Outlook Anywhere に接続できるようにします。
- この URL を使用して、Exchange 用プロキシ サーバに接続 - 目的の Exchange サーバの URL。
- SSL のみを使用して接続する - ユーザは、Secured Sockets Layer (SSL) を使用してのみ接続できます。
- SSL で接続するときにセッションを相互に認証する - SSL を使用して接続する前には、サーバとクライアントが相互に認証する必要があります。
-
プロキシ サーバのプリンシパル名 - クライアントが接続するプロキシ サーバの名前。
プロキシ サーバのプリンシパル名には、msstd: というプレフィックスを付ける必要があります。
例: msstd:mail.company.local - 高速ネットワークでは、まず HTTP を使用して接続し、その後に TCP/IP を使用して接続する - 高速ネットワークでは、クライアントは HTTP を使用して接続を試行します。成功した場合、TCP/IP を使用して接続を試行します。
- 低速ネットワークでは、まず HTTP を使用して接続し、その後に TCP/IP を使用して接続する - 低速ネットワークでは、クライアントは HTTP を使用して接続を試行します。成功した場合、TCP/IP を使用して接続を試行します。
- Exchange 用プロキシ サーバに接続するときにこの認証を使用する - 次の認証タイプを選択します。
- パスワード認証 (NTLM)
- 基本パスワード認証
365プロファイルの作成処理の構成
メモ: Office 365用のプロファイル アクションの作成は、Microsoft Office 2016以降に対してはサポートされていません。
Outlook 365アカウントに接続するためのメール プロファイルを作成します。このセクションを追加するには、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成し、[処理] リボンから [Outlook] > [365プロファイルの作成] を選択します。次の2つのメインタブを構成できます。プロファイルとキャッシュ モード。
プロファイル
次のフィールドを入力します。
- プロファイル名 - エンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。同じ名前のいずれかがエンドポイントに存在する場合は、プロファイルが作成されません。
- ユーザ電子メール - 特定のユーザの電子メール アドレス。このフィールドは既定では空欄です。これは、自動検出サービスを使用して、ドメイン ユーザのメール接続を検索します。
ユーザがアクセスする必要がある追加のメールボックスを構成します。[追加] をクリックし、任意のメールボックスの表示名とメールボックス識別名を入力します。メールボックス識別名は、ユーザ AD アカウントから LegacyExchangeDN 属性を検索します。繰り返して、他のメールボックスを追加します。
キャッシュ モード
[Exchange キャッシュ モードを使う] を選択して、以下のプロパティを構成します。
- 共有フォルダをダウンロード - 共有のメール フォルダおよびメール以外のフォルダを同期させます。
- パブリック フォルダのお気に入りをダウンロード - パブリック フォルダのお気に入りを同期させます。
- Outlook データ ファイル (.ost) のパスとファイル名 - エンドポイント上の、オフライン データ ファイル (OST) の場所。これはオプションであり、空白にすると、プロファイル内にある、オペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
- オフライン アドレス帳ファイルの保存先のパス - オフライン アドレス帳の場所。これはオプションであり、空白にすると、プロファイル内にある、オペレーティング システムの既定の場所に保存されます。
- オフラインにしておくメール - オフラインで保存されたデータの量。 選択した期間よりも古いメールは同期されません。
メールボックスの更新処理の構成
- 既存の Outlook プロファイルの追加のメールボックスを追加および削除します。
- ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、ユーザ トリガーでノードまたは条件を選択または作成します。
- [処理] リボンで、[Outlook] > [メールボックスの更新] を選択します。
-
修正するプロファイル名を入力します。これはエンドポイントのプロファイルの表示名であり、メール プロパティ コントロール パネルまたは起動からプロファイルを選択するときに Outlook で表示されます。
メールボックスを開く手順と削除する構成手順は同じです。
- [追加] をクリックします。
- メールボックスの表示名とメールボックス識別名を入力します。表示名は処理で一意でなければなりません。複数のメールボックスの表示名が同じ場合は、最初の項目のみがプロファイルに追加されます。
- 手順4と5を繰り返し、追加または削除する別のメールボックスを構成します。
- [OK] をクリックして、処理を保存します。
処理がトリガーされると、選択したプロファイルが開き、処理の構成に従い、指定されたメールボックスが追加または削除されます。入力したプロファイルが存在しない場合は、処理が失敗します。
電子メール署名処理の構成
管理されたユーザの Outlook 署名ファイルを構成します。
- ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、ユーザ トリガーのノードまたは条件を選択します。
- [処理] リボンで、[Outlook] > [電子メール署名] を選択します。
- 署名を識別する名前を入力します。
- 署名のテキストを構成します。新しいメッセージと返信と転送用に異なる署名を設定できます。[返信と転送でもこの署名を使用する] を選択すると、すべてのメールで同じメッセージを使用できます。
- [OK] をクリックして、処理を保存します。