再利用可能なノード

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再利用可能なノード

Environment Manager コンソールの再利用可能なノード機能は、Environment Manager のバージョン8.1で変更されました。ただし、8.1以降のバージョンのコンソールで使用するために構成をアップグレードするときには、以前の実行ノードの実行機能が有効です。

再利用可能なノードでは、1つのノードを構成内で複数回参照できます。これらは、処理と条件をサポートするトリガーに追加できます。再利用可能なノードはライブラリに保存され、この変更は構成内の各発生で反映されます。

再利用可能なノードが構成で参照される場所を表示するには、ライブラリの [再利用可能なノード]をクリックします。各再利用可能なノードと、各インスタンスのナビゲーションツリー内のパスが一覧表示されます。

次の構成では、ノードRU Node 1とRU Node 2が再利用可能であり、コンピュータ起動およびデスクトップ作成ノード内で参照されています。概要には、構成のノードと参照される場所が一覧表示されます。

再利用可能なノードの使用方法

概要で再利用可能なノードへの参照をクリックし、ナビゲーションツリーで参照を選択して、内容を表示します。

新しい再利用可能なノードは、ライブラリの下で直接作成できます。あるいは、構成の既存のノードを複製し、自動的にライブラリに追加できます。

再利用可能なノード内の処理と条件を、その処理または条件を許可しないトリガー内で実行するために参照することはできません。たとえば、ドライブ & プリンタ処理は、コンピュータ トリガーで実行されません。ドライブ & プリンタ処理を含む再利用可能なノードは、コンピュータ トリガーが選択された状態で、再利用可能なノードまたはノードの実行ドロップダウンで使用できません。

再利用可能なノードの作成

再利用可能なノードの作成

  1. ポリシー構成ナビゲーション ツリーで、[ライブラリ] > [再利用可能なノード] を選択します。
  2. [ノード] リボンで、[ノード] を選択します。
  3. 新しいノードを強調表示し、必要な条件と処理を作成します。

ノードは、構成で再利用可能なノードとして使用できます。

既存のノードから再利用可能なノードを作成する

ノードが再利用可能なノードに移動した後は、構成の場所から削除され、必要に応じて、再利用可能なノードの参照をその場所に作成する必要があります。

  1. [ポリシー構成] ナビゲーションツリーで、再利用可能にするノードを選択します。
  2. [ノード] リボンで、[複製] を選択し、サブオプションのいずれかを選択します。
    • 再利用可能なノードに移動 - ノード、処理、条件、およびすべての子ノードが再利用可能なノードに移動します。
    • 再利用可能なノードにコピー - ノード、および子ノードを含まない関連付けられた条件と処理が再利用可能なノードにコピーされ、名前のプレフィックスに「の複製」が付きます。
    • 再利用可能なノードにコピー (子ノードを含める) - ノード、処理、条件、およびすべての子ノードが再利用可能なノードにコピーされます。ノードとすべての子ノードには、「の複製」というプレフィックスが付きます。

    [コピー先] オプションのいずれかが選択された場合、元の位置のノードは再利用可能なノードになりません。必要な場合、オリジナルを削除し、再利用可能なノードで置換します。

ノード、またはノードの正確なコピーは、構成で再利用可能なノードとして使用できます。

構成の再利用可能なノードを参照する

  1. [ポリシー構成] ナビゲーションツリーで、再利用可能なノードを追加するノードまたはトリガを選択します。
  2. [ノード] リボンの [追加] グループで、[再利用可能なノード] を選択します。
  3. 使用可能なノードのリストから、再利用可能なノードを選択します。

再利用可能なノードの処理が参照され、選択したノード内から実行されます。

再利用可能なノードを標準のノードに変換する

  1. ナビゲーション ツリーで、再利用可能なノードへの参照を選択します。
  2. [ノード] リボンの [編集] グループで、[標準に変換] を選択します。

再利用可能なノードへのすべてのリンクが削除されます。ノードは、再利用可能なノードと参照に影響せずに、独立して編集できます。

再利用可能なノードで失敗時にサブノードを停止する

再利用可能なノードの処理と条件の [失敗時にサブノードを停止する] 指示は、ライブラリ内で有効および無効にされます。この設定は、構成の再利用可能なノードの各参照に対して均一に適用されます。構成内の個別の参照に対して変更することはできません。

再利用可能なノードに、[失敗時にサブノードを停止する] 設定が適用された、複数の処理または条件がある場合、構成で参照すると、各ノードと条件が成功した場合にのみ、子ノードが実行されます。[失敗時にサブノードを停止する] が適用された1つの処理が失敗する場合、子ノードは実行されません。

次の例では、再利用可能なノード (RU Node 1) の依存ノードは1つです。ノード1。両方のノードには1つの処理が含まれ、それぞれで [失敗時にサブノードを停止する] が有効です。再利用可能なノードは構成で参照され、依存する子が下のレベルで追加されます。RU ノード、ノード1、ノード2のすべての処理が成功する場合にのみ、子ノードが実行されます。いずれかの処理が失敗する場合、実行されません。

参照された再利用可能なノード

アップグレード中に再利用可能なノードで失敗時にサブノードを停止する

8.1より前では、再利用可能なノードは、ノードの処理作業領域内で構成された処理として実行されていました。Environment Manager のバージョン8.1以降では、再利用可能なノードは、トリガーの下のノードとしてのみ参照できます。これらは、直接、構成のトリガーに追加できます。これは再利用可能なノードの [失敗時にサブノードを停止する] の動作に影響します。構成をバージョン8.1以降にアップグレードするときには、この点を考慮す必要があります。

8.1より前のコンソールでは、[失敗時にサブノードを停止する] を再利用可能なノード ライブラリの処理と条件に適用できませんでした。[失敗時にサブノードを停止する] は、構成で参照される再利用可能なノードの再利用可能なノード参照レベルでのみ使用できます。

8.1以降のバージョンでは、ライブラリ内の再利用可能なノードの各処理および条件に、[失敗時にサブノードを停止する] 指示があります。8.0構成がアップグレードされると、再利用可能なノード内のすべての処理と条件で、[失敗時にサブノードを停止する] が有効です。このため、再利用可能なノード内で処理が失敗した場合、子ノードは実行されません。

これは構成の動作を変更する可能性があるため、アップグレードの影響を考慮する必要があります。必要に応じて、各処理または条件の [失敗時にサブノードを停止する] を無効にすることができますが、意図する動作にならない可能性があり、構成でより包括的な更新が必要になる場合があります。

再利用可能なノードと8.1より前の構成

構成は、前のバージョンの Environment Manager で作成された MSI または XML ファイルをインポートすることで、8.1コンソールにアップグレードされます。AppSense Environment Manager Package (AEMP) ファイルも同じ方法でアップグレードされます。

古いバージョンのコンソールでは、[処理] リボンの [ノードの実行] ボタンを使用して、再利用可能なノードの参照が構成に追加されます。8.x コンソールでは、[ノードの実行] ボタンが削除され、[ノード] リボンの [再利用可能なノード] ボタンに代わりました。

構成がアップグレードされ、8.x コンソールで開かれると、[再利用可能なノード] ボタンが [処理] リボンに追加され、前のバージョンの機能を複製します。

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