アラート ルール処理
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アラート ルールの構成
アラート ルールでは、クライアント コンピュータから管理サーバに送信される受信イベントと一致するアラート通知を設定できます。アラート通知は、SNMP で送信するか、SMTP 経由の電子メール通知として送信できます。要件に従い、アラート通知に重要度レベルを割り当てることができます。
SMTP
アラートは、Management Center で SMTP を利用できる唯一の機能です。SMTP ノードでは、電子メール通知を有効化または無効化し、このアラートに関する電子メール通知の送信先となるユーザを構成できます。
SMTP 有効
SMTP を有効にする — 選択すると、アラート ルール条件が満たされたときに、構成設定に従って SMTP 電子メール通知が有効になります。
SMTP 構成
SMTP 構成設定では、電子メールの送信先となるサーバや、電子メール ヘッダーの詳細 (宛先、差出人、件名の詳細など) を指定できます。
[サーバ設定] と [電子メール設定] を拡張し、構成設定を表示します。
プロパティ |
構成 |
|
---|---|---|
サーバ設定 | サーバ | 指定したユーザに送信される電子メール通知の配信元となる電子メールサーバのパスを入力します。 |
ユーザ名 | 管理システムが電子メール サーバにアクセスする際に使用するユーザ名です。 | |
パスワード | 管理システムが電子メール サーバにアクセスする際に使用するユーザ プロファイルのパスワードです。 | |
電子メール設定 | 宛先 | 現在のアラートに関する電子メール通知の送信先となるアドレスです。 |
差出人 | 現在のアラートに関する電子メール通知の送信元となるアドレスです。 | |
件名 | 現在のアラートに関する電子メール通知に表示される件名です。 |
拒否されたアプリケーション実行の SMTP アラートを作成する
SMTP アラートを設定し、アプリケーション実行が拒否されたときに電子メールを送信できます。
- ナビゲーション ペインで [アラート] ボタンを選択します。
- アラート ルール ノードを展開します。
- ナビゲーション ペインで、[アプリケーション実行拒否] ルールを選択して展開します。
- 必要に応じて、[条件] ノードをクリックし、ユーザ名などの条件を指定します。
- [処理] ノードを展開します。
- アラート条件が満たされたときに電子メール メッセージを送信するには、[SMTP] ノードを選択し、[SMTP を有効にする] を選択して、SMTP 構成領域で電子メール設定を指定します。
SNMP
[SNMP] ノードでは、アラート ルールが満たされたときにトラップ生成を有効または無効にできます。
SNMP 構成
SNMP を有効にする: 選択すると、アラート ルール条件が満たされるときに、SNMP トラップが生成されます。
SNMP トラップの作成
次の手順では、管理センター で SNMP トラップを生成する方法を詳細に説明します。複数のサーバが同じデータベースを使用している場合に、各管理サーバでこれらの手順に従ってください。
- 管理サーバで Microsoft SNMP サービスを有効にする
Windows Server 2008 R2以降では、Microsoft Server Manager を使用して、機能 SNMP サービス > SNMP サービスがインストールされていることを確認します。
- SNMP トラップを生成するように SNMP サービスを構成する:
- [サービス] コントロール パネルで、SNMP サービスのプロパティ シートを開きます。
- [トラップ] タブで、[コミュニティ名] を [公開] に設定し、[リストに追加] をクリックします。
- [トラップ宛先] の下で [追加] をクリックし、SNMP 監視サーバの名前を入力します。
- [セキュリティ] タブで、[認証トラップを送信する] を有効にし、公開 (READ_ONLY) が許可されたコミュニティ名に追加されることを確認して、[すべてのホストからの SNMP パケットを許可する] を有効にします。
- SNMP サービスを再起動した後、Ivanti Alerts Service を再起動します。
-
管理コンソールで SNMP を有効にする:
アラート ルールの条件が満たされたときに SNMP トラップを生成するには:
- ナビゲーション ペインで [アラート] ボタンを選択します。
- アラート ルール ノードを展開します。
- SNMP トラップを生成するルールを展開します。
- [SNMP] ノードを選択します。[SNMP] 作業領域が表示されます。
- [SNMP を有効にする] を選択します。