配布エージェントのインストール
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配布エージェントのインストール
配布エージェントは、管理センター で管理されるすべてのエンドポイントにインストールする必要があります。管理コンソールで、統合された配布エージェントのインストール機能を使用して、配布エージェントを配布するには、管理サーバの Web サイトから ClientCommunicationsAgent.msi パッケージをダウンロードするか、サードパーティの配布メカニズムを使用します。
前提条件
次に、配布エージェントのインストールを可能にするためのすべてのコンピュータの前提条件を示します。
-
ファイアウォール設定で、ファイルとプリンタの共有を許可します。
既定の Windows ファイルとプリンタの共有例外が次のポートを開きます。
- NetBIOS - TCP 139、UDP 137、UDP 138
- LLMNR - TCP 5255、UDP 5355
- SMB - TCP 445
- RPC - TCP 135、TCP 445、UDP 445
- ADMIN$ 共有と IPC$ 共有へのアクセス。
-
次の権限での Service Control Manager (SCM) へのアクセス。
- サービスの作成 (SC_MANAGER_CREATE_SERVICE)
- サービス ステータスの照会 (SERVICE_QUERY_STATUS)
- すべてのアクセスの管理 (SERVICE_ALL_ACCESS)
- サービス停止 (SERVICE_STOP)
- サービス開始 (SERVICE_START)
- サービス削除 (DELETE)
- Windows Installer サービスが実行されていること。
- サーバ サービスが実行されていること。
配布エージェントをインストールする前に、管理コンソールで配布グループを設定し、設定を構成することをお勧めします。
中小規模の企業環境では、配布エージェントのインストール機能を実行し、複数のコンピュータに配布エージェントを配布したり、現在配布されている配布エージェントの URL パスを修復または修正して、http または https プレフィックとポート番号を変更したりすることができます。配布グループのインストール機能は、[ホーム] > [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ] から使用できます。
一般的に、組織の IT 管理者は、複数のコンピュータを設定するための作業を減らすアプローチとして、オペレーティング システムの他に、新しいコンピュータに必要なソフトウェアおよび更新を含むマスタ イメージを作成します。組織のコンピュータに展開する前に、ゴールド イメージで配布エージェントをインストールすることをお勧めします。
統合された配布エージェントのインストール機能
管理コンソールには、配布エージェントのインストール機能があり、管理センター 配布グループおよびメンバーシップ ルールと一致する複数のコンピュータに配布エージェントを展開することができます。
ターゲット クライアント コンピュータのソフトウェア要件が検出され、コンピュータがメンバーである配布グループに割り当てられた32ビットまたは64ビット バージョンの配布エージェント インストール パッケージがダウンロードされます。配布エージェントのバージョンがグループに割り当てられていない場合、最新バージョンがダウンロードされます。
配布エージェントは、ターゲット コンピュータにコピーされ、管理サーバの正しい URL を使用して、サイレントでインストールされます。
配布エージェントをインストールするために必要な基本手順は次のとおりです。
[ホーム] > [サーバ] > [配布グループ]
- 配布グループを作成します。
-
[配布グループ] > [設定] > [一般] タブでポーリング設定を構成します。ポーリングでは、エンドポイントの配布エージェントが管理サーバとの通信を開始します。ポーリング期間は次のように分割されます。
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サーバ ポーリングおよびダウンロード: 配布エージェントは配布グループとエージェントの更新、および構成パッケージをダウンロードします。
- ポーリング差異: 1度に複数のコンピュータが管理サーバをポーリングする影響を低減します。
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イベント データ アップロード: 配布エージェントはイベント データを管理サーバにアップロードします。
- ポーリング差異: 1度に複数のコンピュータが管理サーバをポーリングする影響を低減します。
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- [インストール] タブで、エージェントおよび構成インストール スケジュールを設定します。
インストール スケジュールが [無効] に設定されている場合は、[配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ] に警告が表示されます。
[ホーム] > [サーバ] > [メンバーシップ ルール]
各配布グループには、メンバーシップ ルールのセットとの1対1の関係があります。メンバーシップ ルールは、Active Directory のコンピュータの検出フィルタのように動作します。
- 配布グループをハイライトし、[条件の編集] をクリックし、NetBIOS 名または Active Directory に基づいて、新しい条件を追加します。[OK] をクリックします。
- [メンバーシップ ルール] 作業領域から、[送信] を選択します。
- [処理] パネルで [検出] を選択します。
- メンバーシップ ルールと一致する検出されたコンピュータは、該当する [配布グループ] > [コンピュータ] ノードに一覧表示されます。
メンバーシップ ルールで検出されるコンピュータでは、コンピュータ ステータスの初期表示が [配布エージェントが配布されていません] になります。
カスタム - [ホーム] > [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [詳細] セクション > [認証資格情報の管理] ボタン
または
グローバル - [ホーム] > [サーバ] > [グローバル設定] > [アクセス認証資格情報] タブ
配布エージェントがインストールされるエンドポイントでローカル管理者権限が割り当てられたアカウントのユーザ認証資格情報 (ユーザ名とパスワード) を入力します。
複数のアカウントを追加できます。これらはリストの順序で試行されます。
注意:認証資格情報が設定されていない場合は、統合された配布エージェントのインストール機能を使用して、エンドポイントに配布エージェントをインストールすることはできません。
[ホーム] > [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ]
- 配布エージェントをインストールするコンピュータを選択します。
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[処理] パネルで [配布エージェントのインストール] を選択します。
クライアント アクセス ログは、インストール進行状況の詳細を示します。配布済み (%)
列は、配布されたグループに割り当てられているすべてのパッケージの割合を示します。
インストール スケジュールを使用した配布エージェントのインストール
インストール スケジュールを使用して、グループに割り当てられた配布エージェントを [コンピュータ] ページのリストにあるコンピュータに配布できます。
管理センター はグループ メンバーシップ ルールを使用して、配布エージェントを配布できるコンピュータのリストを作成します。詳細については、「メンバーシップ ルール」をご参照ください。
配布エージェントをインストールする前に、アクセス認証資格情報を指定する必要があります。
管理センター は、グループに割り当てられた配布エージェント インストール パッケージを配布します。配布エージェント インストール パッケージを割り当てていない場合は、管理センター がターゲット コンピュータで使用可能な最新のバージョンを検出し、必要に応じて32ビットまたは64ビットバージョンをダウンロードします。
配布エージェントは、管理サーバの正しい URL を使用して、サイレントでインストールされます。
配布エージェントのインスト-ル機能を使用して配布エージェントをインストールするには:
- [ホーム] ナビゲーション ボタンを選択します。
- [サーバ] > [配布グループ] > [配布グループ] > [設定] > [インストール] タブを展開します。
- インストール スケジュールを設定します。
- [配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ] に移動します
- 配布するコンピュータを選択し、[処理] パネルで [配布エージェントのインストール] を選択します。
- 作業領域の [クライアント アクセス ログ] タブでは、インストール フィードバックを確認できます。
インストール スケジュールが [無効] に設定されている場合は、[配布グループ] > [配布グループ] > [コンピュータ] に警告が表示されます。
配布エージェントがインストールされた後、管理サーバに登録されます。登録後、配布エージェントはインストール ソフトウェアにポリシーを導入し、イベントを生成して、将来の変更とパッケージ更新についてサーバをポーリングします。配布エージェントは、配布グループ設定に従い、定期的にサーバをポーリングし、配布ポリシーの更新と変更があるかどうかを確認します。
配布エージェントの手動インストール
管理されたコンピュータで配布エージェントを手動でインストールするには、クライアント コンピュータで配布エージェント インストール パッケージをダウンロードして実行します。
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Microsoft Internet Explorer などの Web ブラウザを起動し、次のアドレスの管理サーバ Web サイトに移動します。http://<computer name>/ManagementServer
SSL 通信を構成した場合は、管理サーバ サイトの HTTPS プレフィックスを使用します。https://<computer name>/ManagementServer/
管理センター ダウンロード ページが表示され、配布エージェント、製品コンソール、リリースノート、User Workspace Manager をインストールするための前提条件であるコンポーネントをダウンロードできます。
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該当する 32ビットまたは64ビット配布エージェント インストール MSI パッケージをダウンロードして実行します。
ダウンロード ページに表示される管理サーバ URL を書き留めます。
この Web サイトでは、管理コンソール、EULA、リリースノート、Application Control、Environment Manager、および Performance Manager コンソール、前提条件ソフトウェアをダウンロードすることもできます。 - 配布エージェント インストールようこそ画面で、[次へ] をクリックします。
- エンドユーザ ライセンス契約に同意し、[次へ] をクリックします。
- 既定のインストール ディレクトリを変更せずに、[次へ] をクリックします。
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配布エージェント設定画面が表示されます。管理サーバのコンピュータ名 (http://<Computer Name>:Port Number/) を入力します
SSL 通信を構成した場合は、管理サーバ サイトの HTTPS プレフィックスを使用します。https://<computer name>:Port Number/
- [次へ] をクリックして、続行します。
- インストールが完了したら、[完了] をクリックして、インストール ウィザードを終了します。
配布エージェントが正常にインストールされました。ホスト コンピュータは管理サーバに接続できます。現在のコンピュータが属する配布グループに構成された設定に従い、製品エージェント、ライセンス構成ソフトウェア パッケージをダウンロードする準備ができました。
サイレント モードでの配布エージェントのインストール
コマンドライン プロンプトを使用して、サードパーティの配布メカニズム経由で、配布エージェントをサイレント インストールすることができます。
msiexec.exe /qn /i "<MSI file path>\ClientCommunicationsAgent.msi" WEB_SITE="http://<Management Server Name>:Port Number" GROUP_NAME="<DeploymentGroup>"
サーバ コンピュータに SSL 証明書をインスト-ルし、管理対象のコンピュータが管理サーバと同じ Active Directory ドメインにある場合にのみ、管理サーバ web サイトに HTTPS プレフィックスを使用します。
- /i - Install
- /qn — ユーザー インターフェイスを使用しないサイレントインストールモード。
- WEB_SITE - ホスト コンピュータの名前を使用して、管理サーバ Web サイト アドレスを入力します。
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GROUP_NAME (任意) - 配布エージェントが登録される配布グループ名を入力します。配布エージェントは、配布エージェントの自己登録を許可するように設定されたグループでのみ登録できます。そうでない場合は、指定された GROUP_Name が無効である場合のように既定のグループに登録され、既定のグループへの登録が実行されます。
メモ: