はじめに
このセクションの内容
アップグレードに関する情報
旧バージョンの個人設定オペレーションからアップグレードする場合は、次のことに注意してください。
ソフトウェアの更新プログラムの中には、キャッシュ有効期間の延長が設定されている可能性のある HTML ファイルに影響するものがあります。アップグレード後、完全更新を強制実行するには、お使いのブラウザのキャッシュを更新してください。個人設定オペレーション コンソール2020.1で、Ctrl + F5を押します。
各ソフトウェア リリースの変更点の概要は、Environment Manager のリリースノートとオンライン ヘルプに記載されています。
インストールとアクセス
個人設定オペレーションは個人設定サーバとともにインストールされ、サーバ構成ポータル (SCP) で構成されます。管理者が個人設定サーバ インスタンスを構成すると、SCP には、ユーザが個人設定オペレーション Web コンソールにアクセスできる URL が表示されます。
既定の URL:
http://<server name>:<port number>
<server name> は、個人設定サーバの完全修飾ドメイン名であり、既定のポートは7771です。詳細については、User Workspace Manager ヘルプの「個人設定オペレーション」をご参照ください。
構成後、管理者はユーザの個人設定オペレーションへのアクセスを許可する必要があります。Environment Manager と個人設定サーバをインストールおよび構成している管理者は、ユーザを個人設定オペレーションに追加し、ロールと個人設定グループをユーザに割り当てるためのフル管理者権限があります。
詳細については、「ユーザ管理」をご参照ください。
ユーザ ロールを構成した後、管理者は、Web コンソールにアクセスできる URL をユーザに通知できます。
通常、ユーザは、初めて個人設定オペレーションにログインするときに、標準の Windows ネットワーク認証資格情報を入力する必要があります。
ロール
タスク | Support Desk | 管理者 | マスター管理者 |
---|---|---|---|
バックアップの管理 | |||
単一ユーザ | |||
複数ユーザ | |||
現在の設定を管理する | |||
単一ユーザ | |||
複数ユーザ | |||
監査ログを表示 | |||
ユーザの独自のイベント | |||
ユーザが割り当てられているすべての個人設定グループのセルフサービス イベント | |||
Support Desk ユーザによるすべてのイベント | |||
ユーザが管理者として割り当てられている個人設定グループのすべてのイベント | |||
他のすべての個人設定グループのすべてのイベント | |||
移行ステータス レポートを表示 | |||
タスク マネージャを使用する | |||
ユーザの独自のタスクを修正する | |||
他のユーザのタスクを修正する | |||
ユーザ ロールの追加と管理 |
ホーム
個人設定オペレーションにログインすると、[ホーム] ページが表示されます。[ホーム] ページで使用可能な機能はロールによって異なります。
ホーム (Support Desk)
[ホーム] ページで、Support Desk ユーザは次の操作を実行できます。
単一ユーザのデータ処理を実行する前に、ユーザを検索して、選択する必要があります。ユーザ名でユーザを検索します。ユーザを選択すると、ユーザ概要が表示され、ユーザの現在の設定の管理およびユーザのバックアップの管理機能にアクセスできます。
ユーザ概要には、設定の前回保存日時、およびアプリケーション グループと Windows 設定グループの最新のバックアップの作成日時が表示されます。
個人設定の概要には、個人設定グループ数と、組織の管理されているユーザの合計数が表示されます。データベース スキーマのバージョンとデータベースのサイズも表示されます。
ユーザを検索して選択すると、そのユーザのアプリケーション グループと Windows 設定グループのバックアップを削除、作成、保護、保護解除することができます。バックアップ説明を編集することもできます。また、ユーザの現在の設定に対して、次の処理を実行できます。
- 選択したアプリケーション グループまたは Windows 設定グループのすべての現在の設定、レジストリ項目、ファイルおよびフォルダ項目を削除します。
- グループの最新のバックアップを復元します。
- 必要に応じて、現在の設定のバックアップ中に、特定のバックアップを復元します。
- 特定のファイル、フォルダ、およびレジストリ項目を手動で編集します。
ホーム (管理者)
管理者とマスター管理者は、Support Desk ユーザが実行できるすべてのタスクを実行できます。また、[ホーム] ページで、複数ユーザ タスク セクションにアクセスできます。パネルでは、管理者が次の操作を実行できます。
クイックタスクは、コンソールで数個のオプションを選択するだけで実行できる、一般的なデータ処理です。複数ユーザの場合、クイックタスクは次のとおりです。
- 指定された日数を経過したすべてのバックアップを削除する。
- 指定した数の最新のバックアップを除く、すべてのバックアップを削除する。
- すべての Windows 設定グループまたはすべてのアプリケーション グループ、あるいはその両方で新しいバックアップを作成する。
- これらの処理は、自分が管理者として割り当てられているすべての個人設定グループのすべてのユーザに適用されます。
複数ユーザ処理は次のとおりです。
- すべての Windows 設定、または選択した Windows 設定グループまたはアプリケーション グループのすべての現在の設定、レジストリ項目、ファイルおよびフォルダ項目を削除する。
- Windows 設定またはアプリケーション グループのバックアップを作成、復元、削除、保護、または保持する。
- ファイル、フォルダ、レジストリ設定を手動で編集する。
個人設定グループまたは Active Directory (AD) グループのすべてのユーザ、またはグループの特定の複数のユーザに対して、一度にこれらの処理を適用できます。
データベースの Active Directory (AD) グループ情報はエンドポイント コンピュータから取得します。ユーザがバージョン10.0以降のエンドポイントを使用してログインすると、エンドポイントは、ユーザが属する AD グループを一覧表示します。前のバージョンの Environment Manager を実行しているエンドポイントはこの情報を提供しません。このため、新しくアップグレードされたシステムでは、AD グループ情報がなく、AD グループでユーザを選択することができません。エンドポイントがアップグレードされ、ユーザがログオンすると、データベースはユーザに関する AD グループ情報を受信し、AD グループの検索が機能します。
マスター管理者は、すべての個人設定グループのすべてのユーザに処理を適用するオプションがあります。
ホーム (マスター管理者)
マスター管理者は、[ユーザ ロール] ページにアクセスし、ユーザ、ユーザ グループ、ユーザ ロールを管理することもできます。
詳細については、「ユーザ管理」をご参照ください。