エージェントレス リモート コントロール

Ivanti Neurons エージェントレス リモート コントロールは、エンドユーザが Microsoft Windows エンドポイントでダウンロード、実行できる、スタンドアロン実行ファイルを使用します。 このエージェントレス アプリケーションの実行中には、IT アナリストがそのデバイスにリモート コントロール接続することができます。 アプリケーションによってデバイスが変更されることはなく、他のソフトウェアやエージェントは不要です。

次のようなシナリオでは、この機能が役立ちます。

  • リモート コントロール エージェントがデバイスにインストールされていない
  • リモート コントロール エージェントが正常にインストールされていない
  • リモート コントロール エージェントの動作が停止している

リモート コントロール エージェントが既にインストールされている場合でも、必要に応じてエージェントレス バージョンを使用することができます。

エージェントレス リモート コントロール セッションは、標準リモート コントロールと同じリモート コントロール ビューアを使用し、同じように動作します。 違いは、フル リモート コントロール エージェントがデバイスにインストールされていない場合は、エージェントレス リモート コントロールでは、Ctrl-Alt-Delete を使用できないことだけです。

エージェントレス リモート コントロールの仕組み

  1. アナリストは、Ivanti Neurons コンソールでエージェントレス リモート コントロール プロセスを開始できます。 一意の8桁のセッション セキュリティ コードとダウンロード リンクが生成されます。
  2. アナリストは、リモート コントロールが必要なデバイスで、セッション コードとダウンロード リンクをユーザに送信します。
  3. ユーザは次のリンクに従ってリモート コントロール実行ファイルをダウンロードし、実行します。
  4. リモート コントロール実行ファイルには .Net 4.8以降が必要です。再起動が必要になる場合があります。

  5. ユーザは8桁のセッション コードを入力し、[接続] をクリックします。
  6. 接続の確立後、ユーザはプロンプトで [許可] をクリックして、受信しているリモート コントロール セッション要求を承諾します。
  7. セッションが終了すると、実行ファイルが終了します。デバイスは変更されません。

エージェントレス リモート コントロールは、次の2つの方法で開始できます。

  1. [デバイス] ビューで任意のデバイスをクリックします。 [アクション] リストには [エージェントレス リモート コントロール] アクションがあります。
  2. デバイスが [デバイス] リストに表示されず、デバイスが検索またはフィルタと一致しない場合は、結果のメッセージには、クリックするとエージェントレス リモート コントロールを開始できるリンクが含まれません。

    エージェントレス リモート コントロールを開始するためのリンクが含まれた、「結果なし」というメッセージ

エージェントレス リモート コントロールを開始した後は、いつくかの方法で必要なユーザに手順を送ることができます。

  • [手順のコピー] をクリックして、Microsoft Teams、Slack、電子メールなどに貼り付ける。
  • [電子メールで送信] を使用して、電子メール クライアントを起動して、新しいメッセージに情報を自動的に入力する。

    セッション コード