オフラインでホストされた仮想マシンの認証資格情報の優先度

[エージェントレス処理] ページから、コンピュータ グループから、またはお気に入りからの処理の開始

[エージェント処理] ページ、コンピュータ グループ、およびお気に入りを使用して、パッチ スキャン資産スキャン電源管理といった処理の開始や、スクリプトの実行を行えます。これらの処理を実行するときには、Security Controls認証資格情報の参照を使用して、オフラインでホストされた仮想マシンでの認証を試みます。

コンピュータ ビューまたはスキャン ビューからの処理の開始

コンピュータ ビューまたはスキャン ビューからスキャン、 パッチ配布、または電源管理処理 を開始するときには、オフライン仮想マシンでの認証に使用される認証資格情報は、最初のスキャン時のコンピュータの電源状態によって異なります。

コンピュータが最初にオフライン モードでスキャンされた場合

認証資格情報の参照を使用して、認証を試行します。

コンピュータが最初にオンライン モードでスキャンされた場合

さまざまな認証資格情報を使用して認証を試行し、次の方式を採用します。

  1. 手動または自動で割り当てられた管理コンピュータの認証資格情報を使用します (「コンピュータの認証資格情報の指定」の「仮想マシンへの認証資格情報の割り当て」を参照)。
  2. 次が使用可能な場合、優先度が最も高い認証資格情報を使用して認証を試行します。優先度は次のとおりです。
    • (a) コンピュータ グループの管理者認証資格情報。 管理者認証資格情報が存在して失敗する場合、既定の認証資格情報は試行されません。
    • (b) 既定の認証資格情報 (コンソールではなくエージェントがスキャンを実行した場合など、スキャン認証資格情報が無効か見つからない場合に使用)。
  3. 上記の認証資格情報が動作しない場合、統合 Windows 認証 (プログラムに現在ログインしているユーザの認証資格情報) が使用されます。
  4. オフライン仮想マシンへの配布または再スキャンでは、統合認証資格情報は動作しません。

上記の認証資格情報がいずれも動作しない場合、処理は失敗します。

参照:

仮想マシンへのパッチの配布