スリープと休止実行の注記

電源状態テンプレートを使用して、 コンピュータをスリープ状態にしたり、休止状態にしたりすることができます。

  • スリープ状態:この省電力状態では、コンピュータの不要な領域への電源供給がすべてなくなります。
  • 休止状態:これは非常にスリープ状態と似ていますが、休止状態が開始される前に、コンピュータの RAM が記憶領域 (ハード ドライブなど) にコピーされる点が異なります。 これにより、エンド ユーザはすばやくコンピュータを再起動し、前の状態を復元し、作業を再開できます。 対象コンピュータが休止を許可するように構成されていない場合、代わりに、コンピュータをスリープ状態にしようとします。 コンピュータがスリープ状態にならない場合、処理は実行されません。

コンピュータをただちにスリープ状態にするか休止状態にできます。あるいは、目的の電源状態にする前に、コンピュータを再起動できます。

コンソールからスケジュールされる他のジョブと同様に、電源状態ジョブは、ジョブの開始時に完全に電源が入っているコンピュータでのみ実行できます。 省電力状態または電源オフ状態のコンピュータには影響しません。

次の表には、スリープ コマンドまたは休止コマンドが対象コンピュータで有効になるタイミングを示します。

対象コンピュータの初期電源状態

ユーザがログインしているかどうか

処理が実行されたかどうか

完全に電源オン

はい

はい (ユーザが処理をキャンセルしない場合)

いいえ

はい

スリープ状態

該当なし

処理なし

休止状態

該当なし

処理なし

電源オフ

該当なし

処理なし