オフライン コンソール構成の概要

オフライン コンソールは、インターネット アクセスのないリモート コンソールです。 ただし、リモート コンソールはローカル WAN にアクセスできます。 このシナリオでは、リモート コンソールで、Web からではなくネットワーク接続された配布サーバから、パッチ ファイル、エンジン ファイル、データ定義ファイルを取得する必要があります。 セントラル コンソール (インターネットにアクセスできる) は、最新のエンジン、定義ファイル、およびパッチを Web からダウンロードして、これらのファイルを1つ以上の配布サーバに配置します。 次に、スキャンを実行する前に、リモート コンソールは配布サーバを使用して、必要な情報をダウンロードできます。

セントラル コンソールが必要なファイルを配布サーバにコピーしたときの基本プロセスは次のとおりです。

  1. リモート コンピュータが最新のファイルを配布サーバからダウンロードします。
  2. リモート コンソールがスキャンを実行します。
  3. スキャンに基づいて、リモート コンソールが必要なパッチ配布を実行します。
  4. 次に、リモート コンソールがセントラル コンソールに結果をロールアップします。これには、ネットワークでのすべてのスキャンとパッチ配布処理の集約データベースが含まれています。

セントラル コンソールによって実行されるタスク

このシナリオでは、セントラル コンソールの主な機能は次のとおりです。

  • 最新のパッチ、エンジン、およびデータ定義ファイルを Web からダウンロードします。
  • エンジン、定義ファイル、およびパッチを 1 つ以上の配布サーバにコピーします。
  • リモート コンソールで実行されたスキャンと配布結果を収集することで、データ ロールアップ コンソールとして動作します。

詳細については、「オフライン 構成でのセントラル コンソールの構成」をご参照ください。

リモート コンソールによって実行されるタスク

各リモート コンソールは、自分自身と同じサイトにある管理コンピュータ用にパッチをダウンロードします。 リモート サイトには管理者がいる場合といない場合があります。 また、インターネット アクセスがある場合とない場合があります。このシナリオの各リモート コンソールの主な機能は次のとおりです。

  • 最新のエンジンとデータ定義ファイルを WAN 経由で配布サーバから入手します。
  • サイトにあるすべてのコンピュータをスキャンします。
  • 不足しているパッチを配布サーバからダウンロードします。
  • 不足しているすべての承認済みパッチを配布します。
  • スキャンと配布の結果をセントラル コンソールにロールアップします。

詳細については、「オフライン 構成でのリモート コンソールの構成」をご参照ください。