認証資格情報の管理

重要! Security Controls を使用している管理者が2人以上いる場合は、おそらく、共有された認証資格情報を使用することになります。 共有された認証資格情報を使用しない場合、各管理者が独自のコンピュータ認証資格情報を提供する必要があります。 詳細については、「複数の管理者を使用するときの潜在的な問題」をご参照ください。

認証資格情報マネージャを使用して、プログラムで使用されるすべての認証資格情報を管理します。 また、プログラムの既定の認証資格情報も設定できます。

プログラムのさまざまな領域で、新しい認証資格情報を指定できますが、すべての認証資格情報を編集および削除するには、認証資格情報マネージャだけを使用します。 これにより、認証資格情報管理処理が大幅に簡素化されます。 たとえば、特定の複数のコンピュータを認証するためのパスワードが変更された場合、認証資格情報マネージャを使用して、関連付けられた認証資格情報を更新できます。 この認証資格情報に割り当てられたすべての項目は、新しいパスワードに合わせて自動的に更新されます。

プログラムで使用される認証資格情報を管理するには、[管理] > [認証資格情報] を選択します。

追加

新しい認証資格情報を追加できます。 詳細については、「認証資格情報の定義」をご参照ください。

編集

選択した認証資格情報を修正できます。 詳細については、「認証資格情報の定義」をご参照ください。

削除

選択した認証資格情報を削除します。 複数の認証資格情報を同時に削除できます。

認証資格情報を削除すると、次の処理が発生します。

  • 認証資格情報自体が削除されます。
  • プログラム全体で、認証資格情報の使用情報がすべて削除されます。
  • 共有認証資格情報の場合、共有認証資格情報およびすべての使用情報が削除されます。

注意! 削除された認証資格情報を使用しているアイテムには、認証資格情報が割り当てられなくなります。 認証資格情報を削除する前に、[使用状況を表示] ボタンを使用して、認証資格情報が使用中ではないことを確認してください。

結合

同じユーザ名とパスワードを含む2つ以上の認証資格情報を統合できます。 また、複数の異なる認証資格情報を、あらゆる状況で有効な 1 つの新しい認証資格情報に統合できます。 重複した不要な認証資格情報を削除すると、混乱することが少なくなり、人的エラーの可能性も低減されます。

結果の認証資格情報は、現在統合されている認証資格情報を使用しているプログラムのすべての領域に自動的に適用されます (「使用状況の表示(&V)」を参照)。

  1. [認証資格情報マネージャ] ダイアログで、統合する認証資格情報を選択します。
    自分と共有されている認証資格情報は統合できません。
  2. [マージ] をクリックします。
    [認証資格情報のマージ] ダイアログが表示されます。
  3. ダイアログの下部で、次のいずれかを選択します。
    • 既存の認証資格情報を選択する:[マージする認証資格情報の確認] リストで指定した認証資格情報が、ここで選択した認証資格情報と統合されます。
    • 新しい認証資格情報を作成する:[マージする認証資格情報の確認] リストで指定した認証資格情報が、ここで作成する新しい認証資格情報と統合されます。

    セキュリティのため、統合された認証資格情報を共有したとしても、結果の認証資格情報は他のユーザと共有されません。 新しい認証資格情報を共有する場合は、「共有された認証資格情報」をご参照ください。

  4. [マージ] をクリックします。
  5. 確認ダイアログのメッセージを読み、マージに同意する場合は、[マージ] をクリックします。

使用状況の表示(&V)

選択した認証資格情報が使用されている方法および場所を確認できます。 現在プログラムで使用されている認証資格情報だけが、[認証資格情報使用状況] ダイアログに表示されます。 プログラムの複数の領域で使用されている認証資格情報は、複数回表示される場合があります。

別の認証資格情報の割り当て:選択した項目に別の認証資格情報を割り当てることができます。 [共有された使用] 値 ([はい] または [いいえ]) がすべて同じ場合にのみ、異なる認証資格情報を一度に複数の項目に割り当てることができます。

使用状況のコピー: 別のユーザが所有する使用状況を自分のユーザ アカウントに反映できます。

任意のリスト項目を右クリックすると、さまざまな処理を実行できます。

  • すべて展開:すべてのリストを展開します。
  • すべて折りたたむ:すべてのリストを折りたたみます。
  • 選択した使用状況を CSV にエクスポート:選択した項目に関する情報を、カンマ区切り値ファイル (CSV) にエクスポートします。 CSV ファイルはスプレッドシート プログラムで使用できます。

使用状況のコピー

共有した認証資格情報が使用されているプログラム内の場所と共有したユーザを確認できます。 ユーザ アカウントでまだ使用されていない使用状況を追加できます。 認証資格情報の所有者またはこの認証資格情報を共有している別のユーザが1つ以上の新しい使用状況を追加し、これらのユーザと継続的に同期したい場合には、この手順が必要になることがあります。 認証資格情報の所有者が最初に認証資格情報を共有したときに使用状況がコピーされなかった場合にもこの手順が必要になる場合があります。

任意の使用状況を選択し、[使用状況の追加] をクリックします。 完了したら、[閉じる] をクリックします。 [使用状況を表示] ボタンを使用すると、使用状況の割り当てを確認できます。

既定に設定する(&U)

選択した認証資格情報を既定の認証資格情報として割り当てます。 他の認証資格情報が見つからない場合や無効な場合は、既定の認証資格情報が使用されます。 既定の認証資格情報が使用される条件については、「認証資格情報の優先度」をご参照ください。

既定値のクリア(&C)

既定の認証資格情報の割り当てを削除します。

共有

他のユーザまたはバックグラウンド サービスと選択した認証資格情報を共有できます。 既存の共有された設定を変更することもできます。 このボタンは、認証資格情報の所有者のみが使用できます。

所有権の取得(&T)

自分またはバックグラウンド サービスと共有されている認証資格情報を制御できます。 認証資格情報を変更する必要があり、元の所有者が変更できない場合に、この作業を行うことができます。

セキュリティ詳細情報

認証資格情報共有のセキュリティへの影響の可能性」をご参照ください。

ユーザ名

それぞれの認証資格情報のユーザ名の部分が表示されます。

名前

各認証資格情報に割り当てられた一意の名前が表示されます。

共有ステータス

認証資格情報が共有認証資格情報かどうかが表示されます。 使用可能な値:

  • はい: 認証資格情報が他のユーザまたはバックグラウンド サービスと共有されていることを示します。
  • いいえ: 認証資格情報が共有されていないことを示します。 所有者のみがこの認証資格情報を使用できます。
  • 自分に委任: 認証資格情報の所有者が自分と認証資格情報を共有したことを示します。
  • バックグラウンド サービスのみ: 認証資格情報がバックグラウンド サービスおよび (場合によっては) 他のユーザと共有されていて、自分とは共有されていないことを示します。

共有のカウント

認証資格情報の共有先のユーザ名が表示されます。 認証資格情報がバックグラウンド サービスと共有される場合、1ユーザとしてカウントされます。

共有先

この認証資格情報を使用できるユーザ名が表示されます。 この認証資格情報がバックグラウンド タスクとも共有されている場合は、バックグラウンド サービスという用語が表示されます。

所有者

認証資格情報を所有するユーザ名が表示されます。 所有者のみが特定の認証資格情報を変更または共有できます。