スキャンと仮想マシンへの配布が成功するための電源状態および認証資格情報要件
オフラインの仮想マシン (ワークステーション仮想マシンまたはサーバでホストされた仮想マシン) は 1 つ以上のファイルです。 オフラインの仮想マシンをスキャンするか、オフラインの仮想マシンに配布するには、ファイルが格納されたファイル システムへのアクセス権が必要です。 オンラインの仮想マシンは、物理コンピュータとほとんど同じです。 オンラインの仮想マシンでパッチをスキャンまたは配布するには、仮想マシン オペレーティング システムの管理者アカウントの認証資格情報が必要です。
こうした、オンライン仮装マシンとオフライン仮想マシンの違いにより、認証資格情報を2セット (1つは仮想マシンがオンライン状態にあるときのため、もう1つは仮想マシンがオフライン状態にあるときのため) 用意することが必要になる場合があります。
ワークステーション仮想マシンでは、オンラインまたはオフライン状態の仮想マシンをスキャンするか、仮想マシンに配布する場合、仮想マシンを 2 回コンピュータ グループに追加する必要があります。
- オンライン状態の場合、物理コンピュータの場合と同様に、[コンピュータ名]、[ドメイン名]、[IP アドレス/範囲]、または [組織単位] タブのコンピュータ グループで、コンピュータ ID とオンライン認証資格情報を入力します。
- オフライン状態の場合、[ワークステーション仮想マシン] タブで、仮想マシン ファイルの場所の情報と認証資格情報を入力します。
ホストされた仮想マシンの場合、[ホストされた仮想マシン] タブで、コンピュータを 1 回だけ指定する必要があります。 ただし、オンライン状態またはオフライン状態のコンピュータにアクセスするには、別個の認証資格情報が必要です。 コンピュータがオフライン状態の場合は、VMware Server に接続するときに入力する参照認証資格情報が使用されます。コンピュータ グループ エディタの下部ウィンドウで、[管理者認証資格情報の設定] オプションを使用し、各ホストされた仮想マシンのオンライン認証資格情報を入力する必要があります。
次の表には、各コンピュータ タイプで使用される認証資格情報を示します。
コンピュータ タイプ |
コンピュータ状態 |
仮想マシンを定義するために使用されるコンピュータ グループ タブ |
認証資格情報が必要 |
---|---|---|---|
物理コンピュータ |
オンライン |
コンピュータまたはコンピュータ グループの認証資格情報 |
|
ワークステーション VM |
オンライン |
コンピュータまたはコンピュータ グループの認証資格情報 |
|
ワークステーション VM |
オフライン |
コンピュータまたはコンピュータ グループの認証資格情報 |
|
ホストされた VM |
オンライン |
コンピュータまたはコンピュータ グループの認証資格情報 |
|
ホストされた VM |
オフライン |
参照認証資格情報 (VM サーバにログインするための認証資格情報) |
オフライン仮想マシンへの配布では、統合認証資格情報は動作しません。
仮想マシンのオンラインおよびオフライン認証資格情報を両方指定する場合は、仮想マシンがオンラインかオフラインであるかに関係なく、仮想マシンのスキャンと仮想マシンへの配布を実行できます。
詳細については、「仮想マシンへのパッチの配布」をご参照ください。