許可された項目

このセクション:

許可された項目

ユーザに完全な管理者権限を与えることなく、特定の項目に対するユーザ アクセスを付与するには、許可された項目をルールセットに追加します。 許可された項目は、選択したルールセットの下の [許可された項目] リストに表示されます。

ファイル

たとえば myapp.exe のように、ファイル名だけを指定した場合は、アプリケーションの場所に関係なく、そのすべてのインスタンスが許可されます。 たとえば \\servername\sharename\myapp.exe のように、完全パスでファイルを指定した場合は、アプリケーションのそのインスタンスのみが許可されます。 このアプリケーションの他のインスタンスは、実行が認可されるためには、他の アプリケーション制御 ルールを満足する必要があります。

フォルダ

1つのフォルダを丸ごと指定できます。 たとえば、\\servername\servershare\myfolder と指定した場合、必要に応じて全サブフォルダも含め、このフォルダ内の全アプリケーションの実行が許可されます。フォルダ内のファイルに対するチェックは行われません。 そのため、このフォルダにコピーされたファイルはすべて実行が許可されます。指定したディレクトリ下のすべてのディレクトリを含めるには、[サブフォルダを含める] を選択します。 アプリケーション制御 エージェントは、ローカル固定ディスク以外のドライブ文字が構成されているパスをすべて無視するため、ネットワーク ファイルまたはフォルダ パスを追加する場合は UNC 名を使用する必要があります。ネットワークにマップされたドライブ文字経由でネットワーク アプリケーションにアクセスすることはできます。 パスが UNC 形式に変換されてから、このパスが構成設定に照らして検証されるためです。 環境変数を自動的に適用するには、[ファイルの追加] ダイアログまたは [フォルダの追加] ダイアログで [可能な場合は環境変数を代入する] を選択します。 これにより、さまざまなコンピュータに適用される、より汎用的なパスになります。 ワイルドカード対応にすると、汎用的なファイル パス指定の制御レベルが上がります。

ドライブ

ドライブ丸ごとを指定できます。 たとえば、W と指定すると、サブフォルダも含めて、このドライブ上のすべてのアプリケーションの実行が許可されます。ドライブ上のファイルに対するチェックは行われません。そのため、このドライブ上のフォルダにコピーされたファイルはすべて実行が許可されます。

ファイル ハッシュ

ファイルの追加時にファイルのデジタル ハッシュを指定できます。 これにより、実行可能なファイルを特定しつつ、実行場所は任意とすることができます。

ルール コレクション

任意のルールセットの許可された項目にルール コレクションを追加できます。.

関連トピック

拒否された項目