配布情報タブ

カスタム パッチを作成するときには、右側のウィンドウの 2 つの主要なタブが使用されます。 このトピックでは、[配布情報] タブに表示されるオプションについて説明します。

フィールド

説明

パッチ インストール ファイル

カスタム パッチ処理では、バッチ ファイル (.bat および .cmd ファイル形式) はサポートされないため、パッチ インストール ファイルとして使用できません。

[スキャン情報] タブで指定した条件が満たされたときに、このパッチ ファイルが使用されます。ここでは、パッチ インストール ファイルへの完全パス名ではなく、ファイル名だけを指定します。

一般的に、このファイルはパッチを適用している製品のベンダによって提供されます。 参照ボタンを使用すると、このファイルを検索して選択できます。 これにより、[パッチ インストール ファイル サイズ] ボックスが自動的に入力されます。

重要! パッチ プロセスで使用される実際のファイルには、さまざまな名前が付いている可能性があります。また、コンソールや、場合によっては1つ以上の配布サーバも含め、パッチ ファイルが存在することが予期されるすべての場所に、それらのファイルを手動でコピーする必要があります。 詳細については、[サポートされたパッチの言語] オプションの説明をご参照ください。

パッチ インストール ファイル サイズ (バイト)

パッチ インストール ファイルのサイズを指定します。 [参照] ボタンを使用して、[パッチ インストール ファイル] を選択すると、このボックスが自動的に入力されます。ファイル サイズを指定すると、インストール処理中に進行状況を正確に判定できます。

パッチ インストール ファイル コマンド ライン スイッチ

パッチのインストール中に使用するコマンド ライン スイッチを指定します。 たとえば、サイレント インストール (/quiet) を使用したり、対象コンピュータが再起動しないように指示 (/norestart) できます。

サポートされたパッチの言語

このカスタム パッチでサポートするオペレーティング システム言語のチェック ボックスをオンにします。 次の 2 つの理由により、この操作を行います。

  • パッチでサポートされる言語を指定します。
  • パッチ ファイル名の最後に追加される識別テキストを指定します。
  • 重要! ファイルの複製を必要な数だけ適切な名前で作成し、それらのファイルを、パッチ ファイルが存在することが予期されるすべての場所で入手できるようにすることが必要です。

    例 1:ベンダが同じパッチの 2 つのバージョンを提供したとします。1 つは英語システムの SamplePatchENGLISH.exe で、もう 1 つがフランス語システムの SamplePatchFRENCH.exe です。 [想定されたファイル名] 列に表示されるテキストを、関連付けられたパッチ ファイルの最後に追加する必要があります。この例では、更新されたファイル名が SamplePatchENGLISH.exe および SamplePatchFRENCH_FRA.exe になります。 (英語のパッチには接尾語は不要ですが、SamplePatchENGLISH_ENU.exe としても問題ありません。)次に、コンソールのパッチ ダウンロード ディレクトリおよび該当する配布サーバに、各ファイルのコピーを配置します。

    例 2:ベンダがパッチ ファイル SamplePatch.exe を提供し、このファイルが英語、フランス語、およびドイツ語システムをサポートしているとします。 ファイルのコピーを 3 個作成し、[想定されたファイル名] 列に表示されるテキストを各ファイル名の最後に追加して名前を変更してから、各ファイルのコピーを該当する配布サーバに配置する必要があります。 この例では、ファイル名が SamplePatch.exeSamplePatch_FRA.exe、および SamplePatch_GER.exe になります。

入力後、保存し、XML ファイルを検証します (「変更の保存と検証」を参照)。