エージェントレス型ソリューションとエージェント型ソリューションを使用について
Security Controls は、本来エージェントレス型ソリューションです。 ただし、簡単な構成手順により、Security Controls をエージェント型サービスとして使用することもできます。 このセクションでは、各ソリューションを実装する場合について説明します。
パッチ管理と資産管理 タスク
Security Controls のエージェントレス機能から始める
数千台のコンピュータが存在する大企業では、Security Controlsのエージェントレス技術の使いやすさにより、社内の大多数のコンピュータで求められるパッチ管理
Security Controls のエージェント機能で高度な処理を実行する
ほとんどの大企業では、リモート サイトのコンピュータ、異なる場所にローミングするノート パソコン、オフィス外に配置されているノート パソコン、保護ゾーン (DMZ) のコンピュータなど、対応が困難な場所にコンピュータがあります。 これらのデバイスについては、Security Controls によって提供される、Security Controls Agent を使用して実装するエージェント型の機能を使用できます。 Security Controls Agent では、企業ネットワークから切断されている場合でも、このようなコンピュータを確実にスキャンできます。
ただし、例外が 1 つあります。エージェントを使用して、ソフトウェア資産スキャンとハードウェア資産スキャンは実行できますが、仮想資産スキャンは実行できません。
電源管理タスク
多数の電源管理タスクはエージェントレス型ソリューションにのみ適用されます。 これには、コンピュータ ビューまたはスキャン ビューから開始される今すぐ実行シャットダウン、今すぐ実行再起動、および Wake-On-LAN タスクがあります。 このようなタスクの場合、コンソールから対象コンピュータにアクセスできなければなりません。このため、エージェント ポリシーでは実装できません。
電源状態テンプレートを使用する電源管理タスクは、エージェント型でもエージェントレス型でも実装できます。次の条件では、エージェント型の電源状態タスクの使用を検討できます。
- 社内のすべてのコンピュータ (接続されているコンピュータと接続されていないコンピュータ) で電源管理ポリシーを一貫して適用する場合。
- コンソールからアクセスできない可能性があるコンピュータ (DMZ のコンピュータ) がある場合。
- ネットワーク帯域幅の問題を懸念している場合。
エージェントレス型の電源状態タスクは、少ない数のファイルをコンソールから各対象コンピュータにプッシュします。コンピュータ数が多い場合、ネットワークのパフォーマンスに影響する可能性があります。
アプリケーション制御タスク向け
エージェントは、Security Controls にアプリケーション制御タスクを実装するための唯一の方法です。 アプリケーション制御の構成および実装の概要情報については、「Application Control の概要」をご参照ください。
パッチ管理タスク
Linux コンピュータ上でのパッチ管理タスクはすべて、エージェントを使用して実行します。 詳細については、「Linux パッチ管理の概要」をご参照ください。
電源管理タスク
電源ステータス スキャンのみがコンソールから Linux コンピュータで実行できます。Linux コンピュータ上での他の電源管理タスクはすべて、エージェントを使用して実行します。