バーコード Web フォーム ウィザード
このウィザードを使用して、バーコード Web フォームを作成します。このフォームでは、Web ブラウザを使用して、カスタム データをインベントリ データベースに入力できます。特にライフサイクル全体でデバイスのステータスを追跡する場合に、Web フォームが便利です。インベントリでデバイスの取得から登録するには、デバイスが入庫されたらすぐに Web フォームにバーコードを入力します。デバイスを除却するときには、インベントリのレコードを 資産管理に移動してアーカイブするフォームを作成します。ライフサイクル中には、レポートおよび監査目的で必要なインベントリ レコードを入手できます。

Web フォームは、フォーム自体と 1 つ以上のフォームが割り当てられる Web フォームの 2 つの部分から構成されます。
- Web フォーム:このウィザードを使用して、Web フォームを作成します。インベントリへの新しい Dell システムの追加といった特定の目的ごとにフォームを設計します。フォームでは、1 つ以上のフィールドを設定し、デバイス バーコードとその他の識別情報を入力します。IBM や Acer などのその他のシステム タイプを追加する場合は、各タイプに対して Web フォームを作成する必要があります (他のインベントリ要件に基づいて Dell フォームを再利用するか、新しいフォームを作成できます)。
- Web グループ:バーコード Web グループ ウィザードを使用して、このようなフォーム専用の Web グループを作成します。(前述の例では、グループ名が「Add New System」になります。)Web グループは、1 つ以上の Web フォームに割り当てられるグループです。同じフォームを複数のグループに割り当てて、必要に応じて再利用できます。
Web グループを開くには、[バーコード Web グループ] > [すべてのルール] フォルダを開き、Web グループ ルールを右クリックしてから、[今すぐ実行] を選択します。次に、グループの URL をコピーして使用し、別のデバイスの Web ブラウザからグループにアクセスします。そのブラウザから、インベントリに追加するデバイスの情報をフォーム フィールドに入力し、[保存] をクリックできます。Web グループ ルールが実行され、新しいデータがインベントリ データベースにインポートされます。
また、バーコード スキャナを使用して、同じタイプの情報を取得することもできます。この情報は、バーコード CSV インポート ウィザードを使用して、インベントリにインポートできます。詳細については、「バーコード CSV インポート ウィザード」をご参照ください。
DTS ツリーで [バーコード Web フォーム] を右クリックし、[新しいルール] を選択して、ウィザードを開きます。このルールの一意の名前と説明を入力し、ルールが収集するデータを保存するデータベースを選択します。続くウィザード ページで、次の情報を入力します。

このページを使用して、Web フォームの名前と説明を入力します。
名前:作成している Web フォームの名前を指定します。これは Web ページに表示される名前です。
説明:Web フォームの説明を指定します。
存在しない場合は新しいデバイスを作成する:キー属性 (バーコードまたはシリアル番号) がデータベースに存在しない場合は、インベントリに新しいデバイス レコードが作成されます。

このページでは、Web フォームに表示される情報 (データベース属性) を追加します。矢印ボタンを使用して、リストの属性を並べ替えることができます。ここに表示され順序属性は、Web フォームに表示される順序です。
フォームに表示されるすべての属性を追加したら、[完了] をクリックします。新しいバーコード Web フォーム ルールが、[バーコード Web フォーム] > [すべてのルール] に表示されます。手順を完了するには、バーコード Web グループ ウィザードを使用して、フォームの Web グループを作成します。

このページで、Web フォームに表示される情報フィールドのプロパティをカスタマイズできます。フォームに表示される各フィールドで、このページを入力する必要があります。
属性:フォームがフィールドとして使用するデータベース属性。省略記号 (...) をクリックすると、属性ブラウザから属性を選択します。
- 表示名:Web フォームに表示する属性名。
- 入力後に保存する:エンド ユーザが Enter、Tab キーを押下するか、別の場所をクリックすることでフォームの次のフィールドにコントロールが移動した後に、フィールド データを保存します。一般的に、フォームで最後に表示されるフィールドでこのオプションを選択します。
- 既存のデバイスへのリンク:データベースのデバイス レコードを検索するために使用するキー フィールド。通常、フォームの最初のフィールドになります。レコードが見つかった場合、フォームにはそのデバイスの値が入力されます。
説明:Web フォームに表示される属性の説明。資産タグがある場所やモデル番号を正しく入力する方法など、属性の詳細を入力する必要がある場合には、このオプションが有効です。
- タイプ:属性のデータ型。エンド ユーザがフィールドを変更すると検証されます。
- 既定値:データベースに値が存在しない場合に、フィールドに表示される既定値。たとえば、「Add IBM System」のフォームを作成する場合、Computer.Manufacturer 属性の既定値を「IBM」にできます。既定値を追加する場合、[固定値] チェック ボックスもオンにして、エンド ユーザがフィールドを編集できないようにすることができます。
- 現在の日時を既定値として設定する:属性が DATETIME データ型の場合、フォームが保存された時刻を示すタイムスタンプが作成されます。保存時刻を格納し、フォームにフィールドを表示しない場合に便利です。(この場合、[フォームに表示しない] チェック ボックスも選択します。)
- 固定値:エンド ユーザが変更できないフィールド値。たとえば、既定値を追加する場合は、一般的にこのオプションも変更します。
- 必須:フォームを保存するためにエンド ユーザが入力する必要がある値。
- フォームに表示しない:フォームに表示しないフィールド。エンド ユーザの表示または変更を許可しない固定値があるフィールドの場合に便利です。
- 読み取り専用:既にデータベースに保存されているフィールド値。エンド ユーザは変更できません。
- 保存後に保持する:フォームが保存されても、この値は消去されません。通常、保存後にすべての値が消去されます。エンド ユーザが大量の類似した項目を 1 度にバーコード スキャンする場合には、このオプションが便利です。製造元やモデルなどの値がフォームの保存後に残されると、毎回フォームを編集せずに、すべての類似項目を簡単にスキャンし続けることができます。
ルール グループを実行する:このフィールドを保存した後にルール グループを実行するオプション。後処理を実行する場合に使用できます。たとえば、新しい Dell デバイスをインベントリに追加する場合は、保証および製造元パーツ ルールを実行して、Web からデバイス情報を抽出するルール グループを呼び出すことができます。
通常は、フォームの最後のフィールドに対してルール グループを実行します。ただし、グループで使用される属性が既に保存されている限り、すべてのフィールドでグループを実行できます。
検証文字列:エンド ユーザが入力したデータを確認するための正規表現。正しい正規表現構文を使用する必要があります。 [編集] ボタンをクリックすると、ダイアログが開き、使用する検証文字列を選択します。
値のリストを使用する:エンド ユーザによるテキストのフリー フォーム入力を許可しません。このオプションを選択し、値のドロップダウン リストを作成する必要があります。
- データベースの表へのリンク:ドロップダウン リストに表示されるすべての値を手動で入力するのではなく、データベース表の列にリンクします。たとえば、すべてのログイン名を表示する場合は、Computer 表と LoginName 列を指定できます。
- このフォームの別のフィールドへのリンク:複数のフィールドが関連付けられている場合、別のフィールドでユーザが選択した項目に応じて、異なるドロップダウン リストを表示することができます。たとえば、あるリストには製造元の一覧が表示され、これらの製造元のデバイス タイプのリスト フィールドが関連付けられている場合があります。リンクされたフィールドのデータベース列を使用できます。
- リストを作成する:エンド ユーザに表示されるドロップダウン リストの値のリスト。これらの値は、[追加] ボタンをクリックして、手動で入力する必要があります。
- フリー テキスト入力を許可する:エンド ユーザはドロップダウン リストを使用するのではなく、新しい値を入力できます。