Datacenter 製品ウィザード
このルールを使用すると、ベンダーの詳細ライセンス ポリシーをライセンス認証されたソフトウェア製品に適用し、組織にとって最も費用対効果が高いライセンス オプションを判断できます。
主要な概念は、ベンダーのライセンスが複数のデバイスに対応する可能性があるということです。たとえば、インベントリに仮想ホストがあり、そのホストで実行されるデータベースに複数のイメージがある場合、すべてのイメージに対応するためには、1 つの Datacenter ライセンスだけが必要です。
このルール タイプを使用して仮想環境でライセンスを管理する場合は、まず、VMWare vCenter ルールを構成して、vCenter データベース情報をインベントリ データベースにインポートする必要があります。詳細については、「仮想ライセンス ルールの概要」をご参照ください。
DTS ツリーで [データセンター製品] を右クリックし、[新しいルール] を選択して、ウィザードを開きます。このルールの一意の名前と説明を入力します。続くページで、次の情報を入力します。

ソフトウェア:ライセンス認証しているソフトウェア製品を選択します。
検索するソフトウェア:このライセンスが適用されるソフトウェア製品を選択します。組織固有のライセンス ポリシーに基づいて、製品を追加または削除できます。

グループ:DTS ルール グループを実行してから、このルールを実行する場合は、ここで選択します (任意)。
すべての vCenter ルールに対して実行する:このルールは、構成した各 VMWare vCenter ルールに対して実行されます。既定では、このオプションが選択されています。
選択した vCenter ルールに対して実行する:1 つ以上の VMWare vCenter ルールに対してこのルールを実行するには、[追加] ボタンをクリックして、リストからルールを選択します。
vCenter ルールを実行しない:vCenter データベースではなく、インベントリ データベースに対してのみこのルールを実行する場合は、このオプションを使用します。

このページで [編集] ボタンをクリックして、新しいクエリを作成するか、データベースの複数のレコードをリンクまたは照合する既存の Ivanti クエリをインポートします。たとえば、ホスト名が仮想イメージ名と同じ仮想環境でデバイスを検出する場合は、Computer.Network.TCPIP.Host Name と Computer.Virtual Host Data.Host Name を問い合わせます。

このページを使用してしきい値フィールドを作成します。これは、Datacenter ソフトウェアを割り当ててライセンスを縮小できるかどうかを判定するためにルールが使用する値です。
- 一致するデバイス数をカウントする:前のページで入力したクエリと一致するデバイス数。
- 合計項目数:クエリと一致するコアまたはプロセッサの合計数。たとえば、仮想環境の場合、「プロセッサ」を選択して、仮想イメージのプロセッサ数を合計できます。あるいは、省略記号 (...) ボタンをクリックして、照合するクエリの他のデータベース属性を選択できます。
しきい値は、このルールを実行するために超えなければならない値です。
- 固定値:「0」に設定すると、ルールによってこのクエリ (1 つ以上) と一致する 1 台以上のデバイスが検出された場合に、ルールが実行されます。
- 属性:ルールを実行するために超過する必要がある Computer.Process.Features.Total Cores などの属性。1 台のサーバの場合、コアの合計数が 10 や 20 になどになることがあります。ルールはデータベースの属性値を検索してから、超えなければならないしきい値として使用します。
[完了] ボタンをクリックします。新しいルールが、[Datacenter 製品] > [すべてのルール] に表示されます。