ライセンス認証ロック (Apple)

ライセンス認証ロックを有効にして、MDM で管理している iOS デバイス、iPadOS デバイス、および macOS デバイスの紛失や盗難に備えた安全対策を施します。 ライセンス認証ロックが有効になっている場合、そのデバイスが初期状態にリセットされると、デバイス ユーザには管理者からのロック メッセージが表示され、そのデバイスは使用不可になります。ライセンス認証が有効になっている限り、そのデバイスの設定や使用はできません。

ライセンス認証ロックは、事前対応的なセキュリティ対策を目的としています。デバイスの紛失や盗難に遭う前に、通常はデバイスの初期設定時に有効にする必要があります。すでにデバイスを紛失している場合は、おそらく紛失モードのほうが役立ちます。詳細については、「紛失モード (iOS/iPadOS)」をご参照ください。

デバイスのライセンス認証ロックを有効にするには

1.ネットワーク ビューでデバイスを検索します。

2.デバイスを右クリックして [MDM 処理] > [ライセンス認証ロックを有効にする] をクリックします。

3.画面に表示するメッセージと、デバイスが初期状態にリセットされた場合にどのように連絡を受けるかを入力します。

ライセンス認証ロックをコンソールから無効にするには

1.ネットワーク ビューでデバイスを検索します。

2.デバイスを右クリックして [MDM 処理] > [認証ロックを削除する] をクリックします。

既に初期状態にリセットされたデバイスのライセンス認証ロックを無効にするには

1.コンソールで、[ツール] > [構成] > [クライアント データ ストレージ] の順にクリックします。

2.[デバイス] ツリーで、任意のデバイスをダブルクリックします。

3.[クライアント データ] ダイアログボックスで、[サーバが作成したバイパス コード] を選択し、エクスポート ツールバー ボタンをクリックします。

4.結果のテキスト ファイルの場所を選択します。

5.エディタでテキスト ファイルを開き、バイパス コードを表示します。

6.初期状態にリセットされたデバイス上で:

macOS の場合。画面の左上で、[回復アシスタント] > [MDM キーでライセンス認証] をクリックします。バイパス コードを入力して [次へ] をクリックします。ライセンス認証ロックが削除されます。

iOS.の場合。起動画面で、[Apple ID] フィールドを空欄にしたまま、パスワード フィールドにバイパス コードを入力します。[次へ] をクリックします。ライセンス認証ロックが削除されます。