Autopilot ハイブリッド参加デバイス命名 PowerShell スクリプト

Azure AD のみの参加配布プロファイルの場合は、Microsoft 固有のデバイス命名テンプレートに従う必要がありますが、ハイブリッド参加配布プロファイルを使用したデバイスの命名には、はるかに高い柔軟性があります。

Endpoint Manager Autopilot では、ハイブリッド参加時に実行される、PowerShell のデバイス命名スクリプトを指定できます。PowerShell スクリプトによって有効なコンピュータ名の値が返されると、その文字列がデバイスの命名に使用されます。

戻り値が有効なコンピュータ名でない場合、またはエラーが発生した場合、あるいは PowerShell スクリプトが追加されていなかった場合、そのハイブリッド参加デバイスは、指定されたデバイス名接頭語と、それに続くダッシュ、および5桁のランダムな数字を使用します。

現在のところ、スクリプトの実行時にデバイス固有のデータがパラメータとしてスクリプトに提供されることはありません。戻り文字列は、'return' 演算子によってスクリプトから返される必要があります。例: return $generatedComputerName

配布プロファイルを作成または更新すると、PowerShell スクリプトは、配布プロファイルそのものと一緒に Azure ではなく Endpoint Manager データベースに保存されます。また、スクリプトはクライアント デバイス上ではなくコア サーバ上で実行され、デバイス名がオフライン ドメイン参加 (ODJ) BLOB の作成に使用されます。

ODJ BLOB を作成するために Windows 呼び出しが行われることから、コンピュータ名の有効文字列のルールは、通常の NETBIOS ホスト名ではなく、DNS 名のルールと同じです。また、生成される名前を Microsoft 固有の15文字という制限以下に抑えることも推奨されます。

コンピュータ名生成 PowerShell スクリプトを使用するには
  1. [Autopilot] ウィンドウで [配布プロファイル] をクリックします。
  2. [作成] をクリックします。
  3. [基本] ページで、プロファイルの名前説明を入力します。[次へ] をクリックします。
  4. [アウトオブボックス エクスペリエン] ページで、[ハイブリッド Azure AD 参加] を選択します。
  5. [コンピュータ名生成 PowerShell スクリプト] で、[ファイルを選択] をクリックして、目的のスクリプトを参照します。

  6. 配布プロファイルの構成を終了して保存します。