接続ルール
接続ルールを使用して、特定のデバイス タイプを対象に Exchange メールボックスへの接続を許可または拒否します。会社で Microsoft Exchange 2010/2016または Office 365をお使いの場合は、最新デバイス管理 を使用して Exchange 接続ルールを管理できます。Microsoft Exchange 2007 サーバ環境は Mobility 接続ルールをサポートしません。
既定では、最新デバイス管理 は接続ルールを管理しません。このため、既に Exchange サーバで構成された接続ルールがある場合は、修正されません。ただし、最新デバイス管理 で接続ルールを構成する場合は、Exchange サーバで構成されたすべてのルールがこのルールによって上書きされます。
NOTE: 接続ルールは、エージェントがインストールされているかどうかに関係なく、Exchange 2010サーバに接続するすべてのデバイスに適用されます。
例外リストに追加すべきデバイス モデルが不明な場合は、自分の Exchange メールボックスにデバイス群を接続してみることで、使用されているモデルを識別できます。ブロックされているデバイスから Exchange メールボックスにアクセスしようとすると、そのデバイスのアクセスが拒否された理由を示す電子メールが送信されます。この電子メールの情報を使用して、ブロックされたデバイス モデルを例外リストに追加できます (ブロックされたデバイス モデルのアクセスを許可する場合)。
モバイル デバイスが既に Exchange サーバに接続されていて、それらのデバイスを、接続ルール条件を満たしているかどうかに関係なく、継続的に許可する場合は、適用除外オプションを使用します。

Microsoft Exchange 2010/2016サーバまたは Office 365への 最新デバイス管理 接続を構成すると、次にActiveSync 接続ルールを構成することができます。
適用できる接続ルールは 3 つあります。
•すべてのモバイル デバイスの接続を許可する:すべてのユーザがモバイル デバイスから Exchange メールボックスにアクセスできます。
•モバイル デバイスの接続を許可しない:モバイル デバイスは Exchange メールボックスにアクセスできません。 特定のモバイル デバイス タイプについて例外を作成することで、このルールを微調整できます。
•管理されたデバイスのみ接続を許可する: 最新デバイス管理 に登録されているモバイル デバイスは Exchange メールボックスにアクセスできます。 特定のモバイル デバイス タイプについて例外を作成することで、このルールを微調整できます。
既定のデバイス リストは、一部の一般的なデバイス タイプの例外を既に定義しています。管理するデバイス タイプがリストに表示されない場合は、新しいデバイス タイプを追加できます。
構成ダイアログで [OK] または [適用] をクリックすると、接続ルールが有効になります。追加の配布は必要ありません。
接続ルールを適用するには
1.[ツール] > [最新デバイス管理] > [MDM 構成] > [追加デバイスの検出] > [Exchange ActiveSync] をクリックします。
2.[Exchange 2010] または [Office 365] リンクをクリックします。Exchange 2016構成については、[Exchange 2010] をクリックしてください。 Exchange 2010および2016には同じ構成オプションがあります。
3.[Exchange で接続ポリシーを管理する] チェックボックスがオンになっていないことを確認します。
4.必要に応じて、デバイス タイプを例外リストに追加します。
5.接続を許可する各デバイス タイプの横のチェックボックスをオンにします。
6.[OK] をクリックします。

お使いの Exchange 2010/2016サーバまたは Office 365サーバに過去に接続したすべてのモバイル デバイスへの適用を除外できます。適用除外すると、いかなる将来の接続ルールにも関係なく、これらのデバイスのアクセスが許可されます。最新デバイス管理 を配布する場合に、既存のモバイル デバイスに影響が及ばないことを確実にするときには、これが有用です。
このオプションは注意して使用してください。サーバの許可リストが修正され、LDMS コンソールを使用して元に戻すことはできません。適用除外を有効にした後、許可されたデバイスを削除するには、Exchange コンソールを使用して、許可リストを手動で管理する必要があります。
接続ルールに関係なく、以前に接続されたデバイスを許可するには
1.[ツール] > [最新デバイス管理] > [MDM 構成] > [追加デバイスの検出] > [Exchange ActiveSync] をクリックします。
2.[Exchange 2010] または [Office 365] リンクをクリックします。Exchange 2016構成については、[Exchange 2010] をクリックしてください。 Exchange 2010および2016には同じ構成オプションがあります。
3.[Exchange で接続ポリシーを管理する] チェックボックスがオフになっていることを確認し、[以前に接続されたデバイス (グランドファーザー) を許可する] チェックボックスを有効にします。
4.[OK] をクリックします。