アラートと監視の概要

Ivanti® Endpoint Manager アラート/監視では、デバイスで管理するハードウェア、ソフトウェア、アプリケーションにイベントが発生したときにただちに通知を受信できます。アクションを必要とするか、または潜在的な問題につながるイベントが発生すると、アラートはイベントのログ、電子メールの送信、アプリケーションの実行、デバイスの電源オフを実行し、問題を解決します。

エンドポイント マネージャ で利用可能な一般的な監視タイプ:

• デバイスのネットワーク接続の監視 (接続試験パケットの送信)
• すべてのデバイスの基本的なハードウェアおよびソフトウェア監視
• 選択したハードウェア機能のパフォーマンス監視
• 製造元の監視技術を使用したハードウェア依存型監視

エンドポイント マネージャ は、このような監視で利用できる統合アラート機能を備えています。特定のデバイスに適用するアラートは、配布するアラート ルールセットに含まれます。

すべてのアラートと監視は、各デバイスのハードウェア、ファームウェア、および関連する機能の種類によって異なります。デバイスの種類によっては、サポートされていない監視オプションもあります。場合によっては、ハードウェア標準の実装が製造元によって異なるため、デバイスごとに動作が異なる可能性があります。

アラート、ルール、およびルールセットの詳細

アラートとは、イベントを認識するための固有 ID です。自動電子メール、アプリケーション、電源オプションなど、イベント発生時に自動的に実行されるアラート アクションを指定できます。

アクションを伴うアラートは、この製品に関連して「アラート ルール」と呼びます。アラートによっては、特定のパフォーマンス監視ルールを伴うことがあります。このルールはイベントをトリガする条件を指定します。たとえばディスク ドライブの空き領域の監視ルールを定義することで、ドライブの容量が 90% に達したときにアラートが生成されるようにすることができます。

アラート ルールセットを定義するときには、ただちにアクションを必要するイベントやログに書き込むイベントを決定します。ルールセットにはそれぞれがアクションを伴うアラート ルールが複数含まれます。アラート ルールセットを 1 台以上のデバイスに配置し、デバイスで重要となる項目を監視できます。

アラート エージェントとルールセット

管理デバイスのアラートを生成するには、そのデバイスに Ivanti アラート エージェントを配布する必要があります。デバイスに標準エージェントをインストールすると、既定のアラート エージェントとアラート ルールセットを各管理デバイスに配布できます。このエージェントは、デバイスのアラート ルールセットに定義されたルールに従います。

カスタム ルールセットを定義していれば、デバイスに配布して、そのデバイスに特有の項目を監視できます。デバイスには複数のルールセットを配布できますが、異なるルールセットに同様のルールがあると競合が発生する可能性があります。

パフォーマンス監視の詳細

アラート イベントによっては特定のパフォーマンス監視ルールに従う場合もあります。「パフォーマンス監視」とは、特定のデバイス向けに定義されたパフォーマンス カウンタに基づくイベントのことです。カウンタはハードウェア コンポーネント/センサー、オペレーティング システム パフォーマンス、アプリケーション コンポーネント、使用レベルに対して定義できます。

デバイスのルールセットにパフォーマンス監視を追加するには、ルールセットの「パフォーマンス」監視アラートを選択します。ただし、監視対象の詳細は個別のデバイスに対して定義されます。ただし監視対象の詳細は各デバイス別に定義されます。各デバイスのリアルタイム インベントリと監視コンソールで詳細が定義されます。異なるハードウェア/ソフトウェア コンポーネントを選択し、ポールの対象となる項目のカウンタを定義することで、監視データをリアルタイムまたは履歴形式で表示できます。

ハードウェア固有の監視

エンドポイント マネージャ は、各製造元が提供するハードウェアで次の監視技術をサポートします。

• IPMI: Intelligent Platform Management Interface (インテリジェント プラットフォーム マネージメント インターフェイス)
• IPMI BMC (ベースボード管理コントローラ) 構成
• Dell DRAC (Dell Remote Access Controller)