インベントリ スキャンの概要

インベントリ スキャナはハードウェアおよびソフトウェア データを収集し、コア データベースに入力します。[エージェントの構成] ツールでデバイスを構成する際、インベントリ スキャナはデバイス上にインストールされる標準のエンドポイント マネージャエージェントに含まれています。インベントリ スキャナはデバイスが初期設定されると自動的に実行されます。コア データベースにインベントリ スキャンを送信したデバイスは管理デバイスと見なされます。Windows スキャナの実行ファイルには、ldiscn32.exe という名前が付いています。

インベントリ スキャンには 2 つの種類があります。

  • ハードウェア スキャン :管理デバイスのハードウェア データをスキャンします。ハードウェア スキャンは短時間で実行されます。管理デバイスに配布するエージェント構成 ([ツール] > [構成] > [エージェントの構成]) で、ハードウェア スキャンの間隔を設定することができます。既定では、ハードウェア スキャンはデバイスが起動するたびに実行されます。

  • ソフトウェア スキャン :管理デバイスにインストールされているソフトウェアをスキャンします。このスキャンはハードウェア スキャンよりも時間がかかります。管理デバイス上のファイルの数にもよりますが、ソフトウェア スキャンは完了するまでに数分かかる場合もあります。既定では、そのデバイスでインベントリ スキャナが実行される頻度に関係なく、ソフトウェア スキャンは 1 日に 1 回実行されます。ソフトウェア スキャンの間隔は、[構成] > [サービスの設定] の下の [インベントリ] タブで設定できます。

ネットワーク表示でデバイスを検索してデバイスを右クリックし、[インベントリ スキャン] をクリックすることで、オンデマンドでデバイスをスキャンすることができます。

NOTE: 検索機能を使用してコア データベースに追加されたデバイスのインベントリ データは、コア データベースにスキャンされていません。完全なインベントリ データをデバイスごとに表示するには、各デバイス上でインベントリ スキャンを実行する必要があります。

次の場合にインベントリ データを表示し使用できます。

  • 特定のインベントリ属性を表示するためにネットワーク表示列をカスタマイズする。
  • コア データベースで特定のインベントリ属性のあるデバイスのクエリを実行する。
  • ソフトウェア配布などの管理タスク処理のためにデバイスをグループ化する。
  • インベントリ属性に基づいて特別レポートを生成する。

インベントリ スキャンは、デバイスでのハードウェアおよびソフトウェアの変更を追跡し、変更が発生するたびにアラートやログ ファイル エントリを生成するためにも使用できます。詳細については、「インベントリ変更の追跡」をご参照ください。

詳細については、Ivanti コミュニティのインベントリ ホームページをご覧ください。