ソフトウェア リスト設定の管理
ソフトウェア リストの管理ツール ([ツール] > [レポート/監視] > [ソフトウェア リストの管理]) には設定ブランチがあり、インベントリ スキャンの動作を調整できます。
CfgFiles
インベントリ スキャナにより管理対象デバイスから収集したいテキストファイルを追加し、それらをデータベースに保存します。テキスト ファイル パスの先頭をバックスラッシュにすると、インベントリ スキャナがファイルの各ローカル ドライブを検索します。特定のデバイスだけを検索する場合、パスにドライブ文字列を含めます。
これらのファイルは、インベントリ ツリーのルートである [構成ファイル] の下のデバイス インベントリにあります。また、スキャナはファイル日付、サイズ、およびパスも収集します。[ファイル データ] をダブルクリックすると、[属性プロパティ] ダイアログ ボックスが表示され、[拡張値] タブをクリックすると、ファイルの内容が表示されます。
テキスト ファイルの内容はクエリで問い合わせることはできません。
DataFileExtensions
DataFileExtensions は、コンピュータ ソフトウェア レポートに含めるためにスキャンされる拡張子のリストです。この情報は、Software.Data Files データベース属性の下にあり、ファイル名、パス、ファイル日付、およびファイル サイズが含まれます。
ScanExtensions
ScanExtensions は検索される拡張子のリストです。Applications セクションの入力内容に関係なく、ファイルの拡張子がこのリストにない場合は、アプリケーションは検索されません。
MultimediaExtensions
MultimediaExtensions は、コンピュータ ソフトウェア レポートに含めるためにスキャンされる拡張子のリストです。この情報は Multimedia データベース属性の下にあり、マルチメディア ファイルの合計数、検出された拡張子、およびマルチメディア ファイルによって使用されているディスク領域が含まれます。
Ignored MACs
Ignored MACs は、最大 40 件の MAC アドレスのスペース区切りのリストです。アドレスが識別目的で使用された場合、スキャン対象にはなりません。これは「ネットワーク - NIC アドレス」に割り当てられたアドレスであり、重複するデバイス ID を特定するためにコアで使用されます。このリストのアドレスは、スキャン ファイルの「Bound Adapter」セクションにあるアドレスと正確に一致する必要があります。このため、スキャン ファイルからアドレスをコピーすることをお勧めします。
無視する一般的なアドレスは、VPN クライアント用のコンピュータ間で一貫したアドレスです。
たとえば、64 bit Cisco VPN クライアントのアドレスです。
Ignored MACs=00059A3C7a00
Usage Files
[Usage files] リストが空の場合 (既定)、すべての監視対象製品の使用状況データが送信されます。このリストにファイルを追加すると、これらのファイルの使用状況データだけが報告されます。
MacScanExtensions
MacScanExtensions はインベントリで収集される拡張子のリストです。ファイル拡張子がこのリストにない場合、Applications セクションの内容に関係なく、ファイルが見つかりません。
MacMultimediaExtensions
MacMultimediaExtensions は、Macintosh コンピュータ ソフトウェア レポートに含むためにスキャンされる拡張子のリストです。これは Apple OS X プラットフォーム固有であるため、前のセクションとは異なります。注意 :拡張子は大文字と小文字を区別し、大文字と小文字が正しくない場合は、拡張子が収集されません。
MacSearchFolders
MacSearchFolders は Mac でスキャンする追加のフォルダのリストです。
スキャナは既定で /Library /Applications /System /User フォルダを検索します。スキャナは MacScanExtensions セクションで指定されたファイルの MacSearchFolders セクションにあるフォルダだけを検索します。これは MacScanExtension にだけ影響し、Applications のスキャンには影響しません。
例:MacSearchFolders=/johndoe
MIFPATH
MIFPATH は MIF ファイルを見つけるためにスキャナが検索するディレクトリです。
MIFPATH=C:\DMI\DOS\MIFS
フォルダの除外
スキャンからフォルダを除外します。次のフォルダは既定として含まれています。
- ExcludeDir=\recycled\
- ExcludeDir=\recycler\
- ExcludeDir=%USERPROFILE%\LOCAL SETTINGS\TEMP\
- ExcludeDir=%USERPROFILE%\LOCAL SETTINGS\TEMPORARY INTERNET FILES\
- ExcludeDir=%USERPROFILE%\Application Data\Thinstall\
- ExcludeDir=%windir%\$ntservicepackuninstall$\
- ExcludeDir=%windir%\installer\
- ExcludeDir=%windir%\lastgood*\
- ExcludeDir=%windir%\driver cache\
- ExcludeDir=%windir%\registeredpackages\
- ExcludeDir=%windir%\temp\
- ExcludeDir=%windir%\system32\dllcache\
- ExcludeDir=%windir%\$NtUninstall*\
- ExcludeDir=%windir%\ServicePackFiles\i386\
- ExcludeDir=%windir%\i386\
- ExcludeDir=\i386\
- ExcludeDir=\$LDCFG$\
- ExcludeDir=\SYSTEM VOLUME INFORMATION\
- ExcludeDir=\SP3\
- ExcludeDir=\SP4\
- ExcludeDir=\Library\
- ExcludeDir=\DOCUMENTS AND SETTINGS\LOCALSERVICE\LOCAL SETTINGS\TEMP\
- ExcludeDir=\DOCUMENTS AND SETTINGS\LOCALSERVICE\LOCAL SETTINGS\TEMPORARY INTERNET FILES\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\landesk\ldclient\bkupcfg\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\landesk\ldclient\cache\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\landesk\ldclient\data\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\landesk\ldclient\sdmcache\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\LANDESK\SHARED FILES\
- ExcludeDir=%ProgramFiles%\COMMON FILES\MICROSOFT SHARED\
- ExcludeDir=\LDClient\Temp\
- ExcludeDir=\LDCLIENT\SDMCACHE\
SMBIOS Ignore
インベントリが SMBIOS スキャナから無視する文字列をこのセクションに追加します。次の例の 4 つの値は既定で含まれているため、もう一度含める必要はありません。
- Unknown
- N/A
- Not Available
- None