属性のモデリング
インベントリ データベースの利点の 1 つは、自動的に拡張できることです。デバイスの Ivanti エージェントが新しい情報を検出する場合、Ivanti インベントリ サービスはこの情報をデータベースに追加できます。再構成は不要です。この処理は、不明な属性やモデリングされていない属性が配置される「キャッチオール」表によって処理されます。
SQL またはサード パーティ製のツールを使用して、直接インベントリ データベースにアクセスしている場合は、モデリングされていない属性が問題になる可能性があります。モデリングされていない属性のデータを正しく読み取るには、5つの表の結合が必要です。このような結合は、SQL に精通していない一般のユーザには作成できません。
[属性のモデリング] ダイアログでは、このデータを「モデリング」できます。このため、表 UNMODELEDDATA1 には格納されず、Crystal Reports などのアプリケーションを使用して簡単に照会できる表の列に格納されます。
[属性のモデリング] ダイアログでは、属性のデータ型を変更できます。スキャン ファイル経由で属性が作成されるときには、既定では、インベントリ データベースの文字列として追加されます。ただし、並び替えや比較目的で、属性を整数として格納することもできます。
[ツール] > [レポート/監視] > [ソフトウェア一覧の管理] ツールバーで、[属性のモデリング] をクリックしてダイアログを開きます。

モデリングされていないデータ リスト ボックスのデータベースの属性:このリストには、現在モデリングされていない属性があるデータベースのすべてのコンポーネントが表示されます。属性データ型も表示されます。モデリングされていない属性を選択します。
自動モデリング ボタン:このボタンをクリックすると、モデリングされていない属性がインベントリ データベースの適切な表にマッピングされます。属性は割り当てられたデータを使用します。
[自動モデリング] ボタンをクリックすると、次の新しい表情報が自動的に入力されます。
- コンポーネント:モデリングされていない属性に関連付けられたデータベースのコンポーネント (Computer または Computer.Memory など)。
- 表名:モデリングされていない属性データの移動先の表名。コンポーネントが既存の表の一部ではない場合、UNMODELEDDATA1 などの名前が表示されます。この名前をわかりやすい名前に変更して、新しい表を作成します。コンポーネントが既存の表に含まれる場合は、名前を変更しないでください。
- 1 対多のクラス:コンポーネントが 1 対多の場合、このオプションが自動的に選択されます。この場合、このツールではなく、独自の DATAMART.XML ファイルを使用して、特別な列を表示追加する必要があります。(DATAMART.XML は、Management Suite のすべてのデータベース表情報を含むファイルです。(DATAMART.XML は エンドポイント マネージャ のデータベース表情報をすべて含むファイルです。EXE と同時に使用され、データベースに表を作成します。)
- 既存の表に追加する:このコンポーネントの表が既に存在する場合は、このオプションを選択して、モデリングされていない属性データの新しい列を追加します。
結果の一覧には、特定の表のこのコンポーネントのすべてのモデリングされた属性とモデリングされていない属性が表示されます。モデリングされていない属性は太字です。既に表の列として存在する属性は太字ではなく、編集できません。[今すぐモデリング] ボタンをクリックして、モデリングされていない属性をそのまま指定した表に追加します。また、[編集] ボタンをクリックして属性値を変更するか、[追加] ボタンをクリックして、表に他の属性を追加することもできます。
属性リストには次の列が表示されます。
- 属性:エンドポイント マネージャ コンソールに表示される属性の名前。
- 列:表で作成される列の名前。
- データ型:新しい列の DBMS データ型。
- サイズ:新しい列の文字数。
- マスク:このリストの読み取り専用列。データの表示方法を変更する表示マスクが表示されます。
- キー:このリストの読み取り専用列。1 対多属性の場合、1 つのフィールドをキーとして設定する必要があります。
既存のデータを移動する:表 UNMODELEDDATA1 の場合には、このオプションによって、指定した新しい表にデータが移動されます。表 UNMODELEDDATA1 からデータが削除されます。
今すぐモデリング ボタン:指定した変更で表を更新します。
すべてクリア ボタン:1 つのコンポーネントのすべての情報をクリアして、モデリングする別の属性付きコンポーネントを選択できます。