LocalSch.exe でタスクを追加する

その他のコマンド ライン パラメータはローカル タスクの追加に使用されます。ローカル タスクを追加するときは、/exe パラメータを使って実行可能ファイルを指定する必要があります。コマンド ラインを実行するユーザまたはプロセスが管理者の権限を持っていない場合、タスクはスケジュールされません。管理者の権限を持っていないユーザは、タスクを作成できません。

上に説明したコマンド ライン オプションの他、/taskid オプションを使ってタスクを指定することもできます。

/exe=<executable> - スケジュールされたアプリケーション

スケジュールされた時刻になると起動するアプリケーションを指定します。このパラメータがないとローカル タスクは作成されません。

/cmd=<command line> - アプリケーションのコマンド ライン

スケジュールされたアプリケーションを起動するときに使用するコマンド ラインを指定します。このパラメータが指定されていないとスケジュールされたアプリケーションはコマンド ライン パラメータなしで起動します。

/start="<date/time>" – 開始時刻

アプリケーションの開始時刻を指定します。このパラメータが指定されていないとアプリケーションが直ちに起動します。指定されているフィルタはアプリケーションを起動する前に処理する必要があります。指定されている開始時刻はコンピュータのローカル システム時刻に含まれ、次の形式となります。

/start="06 Nov 2001 17:39:47" /bw=WAN|myserver.domain.com

これは HTTP が使用する簡略形式です。月には常に 3 文字の ASCII 略称が使用されます -Jan、Feb、Mar、Apr、May、Jun、Jul、Aug、Sep、Oct、Nov、Dec。指定の日付形式に従って正しく入力しないと、タスクは追加されません。

/freq=xxx – 間隔

間隔を指定します。[間隔] は、1 つのタスクから次のタスクが実行されるまでの間隔を秒数で表したものです。このパラメータが指定されていないか、ゼロの場合、タスクは 1 回だけ実行されます。

/user – ユーザ フィルタ

タスクに使用するユーザ フィルタを作成します。ユーザ フィルタは、ユーザがシステムにログオンするまでタスクが実行されないようにします。

/bw=xxx|<network host> - 帯域幅フィルタ

特定のネットワーク ホストに必要な帯域幅を指定します。帯域幅は、LAN、WAN、RAS のように指定します。これ以外の帯域幅値を指定した場合、ローカル スケジューラは既定で RAS を使用します。デバイスと指定ネットワーク ホストの間に指定した帯域幅をローカル スケジューラが検出するまでタスクは実行されません。

たとえば次のフィルタは WAN が myserver.domain.com コンピュータに少なくとも 1 つ接続されるまでタスクが実行されないようにします。

/bw=WAN|myserver.domain.com

/tod=<begin>|<end> - 時刻フィルタ

特定時間を指定するフィルタです。時刻が指定時間範囲内にないとタスクは実行されません。時刻は 0 ~ 23 の整数で指定します。たとえば次のフィルタは、7 p.m. ~ 10 p.m の間にタスクが実行されるように指定します。

/tod=19|22

/dow=<begin>|<end> - 曜日フィルタ

曜日を指定するフィルタです。指定の曜日以外、タスクは実行されません。曜日は整数で指定します。日曜日には 0 を使用します。たとえば次のフィルタは日曜日と木曜日の間にタスクが実行されるように指定します。

/dow=0|4

/dom=<begin>|<end> - 日付フィルタ

日付を指定するフィルタです。開始日と終了日の間以外、タスクは実行されません。日は 1 ~ 31 の数値で指定します。たとえば次のフィルタは、16 ~ 28 日の間にタスクが実行されるように指定します。

/dom=16|28

/ipaddr - IP アドレス変更フィルタ

コンピュータの IP アドレスが変更されたときにタスクが実行されるように指定します。