パッチ フィルタ定義 (2019以降)

パッチ フィルタ定義を使用して、パッチと準拠の脆弱性更新のダウンロードをグループ分けします。 これにより、フィルタ定義内の項目を簡単にグループやロールアウト プロジェクトに適用できます。

フィルタは次の要素からなります。

  • 含める OS (オペレーティング システム)。
  • 含める製品[OS] タブでオペレーティング システムを選択した場合は、その選択したオペレーティング システムが、[製品] タブで選択した製品で使用されていることを確認してください。 [製品の検索] ボックスを使用すると、入力したテキストを含む製品名を素早く検索できます。
  • 含める重要度。利用可能な重要度レベルは、構成するオペレーティング システムによって異なります。
  • フィルタ済み定義の適用先となるエンドポイント セキュリティ グループ。既存のグループを選択するか、グループ リスト内で右クリックして新規グループを作成します。
  • フィルタ定義を使用すべきロールアウト プロジェクト (該当する場合)。 少なくともステップが1つ作成されているロールアウト プロジェクトのみがリストに表示されます。

各タブは AND ロジックを使用して連携します。何も選択されていないタブがある場合、フィルタは、そのタブの条件を無視するものと見なします。選択した項目に重なる部分がないと、フィルタ結果として項目が1つも返されない可能性があります。たとえば、[OS] タブで Windows を選択し、[製品] タブで Mac 系の項目を選択したような場合です。

バージョン2022 SU2以降では、[製品] タブでルート製品を選択すると、リリース済みの全バージョンと、新しいバージョンもすべてリリースと同時に、自動的に選択されます。以前のバージョンでは、新しいバージョンはリリースと同時に手動で選択する必要がありました。
製品の新しいバージョンには、バグやその他の問題が含まれていることがあります。新しいバージョンを適用する前に検証テストを手動で実施したい場合は、製品ルートの下の特定のバージョンを選択します。

[Patch Tuesday グループを自動的に生成し、今月中にすべてのパッチをこのグループに割り当てます。オプションを選択すると、毎月第2火曜日 (つまり Patch Tuesday) に新しいグループが作成されます。フィルタに合致したすべてのパッチが、この月々の Patch Tuesday グループに追加されます。

パッチ フィルタ定義を作成するには
  1. [ツール] > [セキュリティと準拠] の順にクリックします。
  2. ツールバーの [ダウンロード] ボタンをクリックします。
  3. [フィルタ] タブで、[新しい定義の追加] ボタンをクリックします。
  4. [名前] タブで、 [フィルタ名][フィルタ説明] を入力します。
  5. [OS][製品][重要度] の各タブで、フィルタ条件を選択します。
  6. [グループ] タブで、このフィルタ定義を使用するグループを選択します (あれば)。
  7. [ロールアウト] タブで、このフィルタ定義を使用するロールアウト プロジェクトを選択します (該当する場合)。
  8. [保存] ボタンをクリックします。これで、作成したフィルタ定義が [更新のダウンロード] > [フィルタ定義] タブに表示されます。必要に応じて、[変種] ボタンまたは [削除] ボタンを使用して他の変更を行います。

NOTE: Windows 用のフィルタ定義は、次世代コンテンツでのみ機能します。定義を表示すると、 [概要] 列に Next Gen と示されます。

NOTE: リリース 2019.1以降での重要度は、ベンダが割り当てた重要度と一致することになります。以前のリリースでは、Windows のセキュリティ以外のパッチには常に NA という重要度が付いていました。これまで一部のお客様は、NA セキュリティを使用して、セキュリティ パッチとセキュリティ以外のパッチをフィルタリングしていました。今後は、 [重要度] タブのツリー項目 [セキュリティ パッチ] および [セキュリティ パッチ以外] で重要度を明確に指定することによって、この2つのパッチ タイプを区別して選択してください。