自動修正の使用

自動修正により、検出スキャン中に脆弱性が検出された時点で修正を行うことができます。修正用に個別のタスクを作成する必要はありません。再起動が必要なパッチの場合、ターゲット デバイスは必ず再起動します。既定では、エージェントがパッチを自動修正しようとして失敗した場合、エージェントは再試行しません。

一般的に、自動修正はパッチが徹底的にテストされた後に使用され、管理者はユーザーに悪影響を与えないことを確認できます。この機能は、脆弱性、スパイウェア、Ivanti ソフトウェア更新、およびカスタム定義で使用できます。

エージェント設定で自動修正を有効にし、各定義で構成する必要があります。定義をダウンロードするためのタスクを作成する際には、定義がダウンロードされるときに、フィルタを使用して、自動修正を有効にします。

IMPORTANT: 自動修正機能使用時の必要条件
管理者または Patch Manager 権限および既定の [すべてのデバイス] スコープを持つユーザだけが、自動修正機能を有効にできます。

Windows エージェント、Windows Server エージェント、および Windows Embedded Standard エージェントはすべて、エージェント設定の内容を上書きするオプションがエージェント構成にあります。既定では、Windows Server エージェントは [自動修正しない] に設定されています。自動修正が想定通りに動作しない場合は、[エージェント構成] > [標準 Ivanti エージェント] で [自動修正しない] オプションが有効にされているかどうかを確認してください。

Endpoint Manager 2022 SU4では、コンテンツ更新後に脆弱性のリビジョンに変更があった場合に自動修正を有効または無効にするためのオプションが追加されました。これは、ツールバーの [ツール] > [構成] > [セキュリティと準拠][構成] > [コア設定] の順にクリックすることにより、グローバルに設定できます。無効になっているときに脆弱性のリビジョンに変更があると、その脆弱性の自動修正の設定が無効になり、アラートが送信されます。そのリビジョンを評価した後、脆弱性の [プロパティ] ページ ([自動修正] タブ) で、その脆弱性の自動修正を再度有効化します。