ポリシーの設定

ポリシーベース管理では、作成するすべてのポリシーに対して、サポートされた配布パッケージ タイプが必要になります。パッケージは事前に作成することも、ポリシー作成中に作成することも可能です。パッケージを事前に作成しテストすることで、ポリシーで使用する前にその動作を確認しておくことをお勧めします。

通常の配布とポリシーは、同じ配布パッケージを使用できます。配布において違いがありますが、パッケージの作成は同じ方法で行います。ポリシーベースの配布をサポートしている配信方法は、次の 2 つです。

  • ポリシー配信方法:ポリシーのみの配布モデル。ポリシー条件を満たすデバイスのみがパッケージを受け取ります。
  • ポリシーサポート プッシュ配信方法:プッシュ配布とポリシー モデル。最初に、ソフトウェア配布は、ターゲット リストのすべてのデバイスに対してパッケージのインストールを試みます。これにより、ターゲット マルチキャストを使用した最初の配布を実施できます。次に、パッケージを取得しなかったデバイス、または (ダイナミック ターゲット リストの場合) 後になってターゲット リストの一部となるデバイスは、デバイスのポリシーベース管理エージェントから要求されたとき、パッケージを受け取ります。

標準的な配布方法とポリシーベースの配布方法の大きな違いは、ポリシーベースの [配布方法] ダイアログには、[ジョブのタイプと頻度] ページがあることです。

ジョブ タイプと頻度の以下のオプションは、 ターゲット デバイスがポリシーを受け取ったときの処理方法に影響します。

  • 必須 :ポリシーベース管理エージェントが、ユーザの介入なしで、自動的に必須ポリシーを適用します。必須ポリシーは自動的に実行するよう設定できます。必要となるタスクがインストールを実行中にデバイスに表示される UI はいずれもユーザ入力を必要としない UI である必要があります。
  • 推奨:ユーザは推奨ポリシーをいつインストールするかを選択できます。推奨ポリシーは、既定でデバイス UI 上で選択されます。
  • オプション:ユーザはオプションのポリシーをインストールする時期を選択できます。オプションのポリシーは、既定でデバイス UI 上で選択されます。

ポリシー実行頻度も次のように設定できます。

  • 一度だけ実行する:デバイス上で一度ポリシーの実行に成功すると、デバイスはこのポリシーを再び実行しません。
  • 定期的:推奨またはオプションのポリシーが定期的に実行されるように設定された場合、このポリシーが異常なく処理されると UI から削除され、指定された期間が経過すると再び UI に表示されます。
  • 随時:ユーザによる随時インストールが可能です。