Ivanti®省電力マネージャの概要
Ivanti電源管理ツールを使用すると、1 か所から管理コンピュータの電力消費量を監視できます。電力管理ポリシーを簡単に作成および配布し、コスト節約と省電力を評価したレポートを生成することができます。ユーザはコンピュータやモニタの状況 (スタンバイ、休止状態、または電源オフ) を制御できます。
電源管理では、クライアント側のユーザ インターフェイスを使用して、特定の電源管理アクション (ハード シャットダウンなど) をユーザが回避できるような機能が用意されています。回避されたアクションは、ポリシーの次回実行時または対象コンピュータでの更新時に実行されます。
仕組み
各管理デバイスに配置される Ivanti エージェントには、電源管理オプションがあります。電源管理ポリシーをデバイスに配置するときには、エージェントの一部として電源管理が有効になります。
各種管理デバイス固有のニーズに基づいて、ポリシーを定義します。次に、組織内のデバイスのグループにポリシーを配置できます。たとえば、継続的に実行する必要があるサーバ用にポリシーを 1 つ定義し、通常は夜間や週末には使用しないデスクトップ用に別のポリシーを設定します。
各ポリシーには、電源関連処理の特定のルールである、1 つ以上の電源設定が含まれています。指定された時間中、各設定は 1 つのデバイス タイプに適用されます。たとえば、次のことができます。
- 通常使用時間中、デスクトップまたはノートブックに対して有効なスタンバイまたは休止ルールを適用します。
- 一定のアイドル時間の後、モニタをオフにする設定を定義します。
- 特定の時間中、自動的にデバイスの電源をオンにする設定を定義します。
通常、ポリシーによってコンピュータがシャットダウンされるときに、そのコンピュータをユーザが使用している場合、クライアント インターフェイスには、シャットダウンを遅延できるユーザが表示されます。
電源管理ツールバー ボタン
電源管理ツールには、さまざまな電源管理タスクを行うことができる複数のツール ボタンが含まれています。
- 削除:
選択した電源管理ポリシーを削除します。
- 更新:
左側のペインに表示されている項目を更新します。
- スケジュール :
このボタンをクリックすると、選択した電源管理ポリシーの配布がスケジュールされます。
- レポート機能 :
このボタンをクリックすると、選択した電源管理ポリシーを指定のデバイス グループに配布した場合の省電力とコスト節約を推定するレポートを出力できます。指定された時間内の電力削減量およびコスト削減額を示すレポートを実行することもできます。
- 履歴データ:
電力使用状況のより正確な見積もりのために、クライアント使用状況情報を収集するには、ここをクリックします。
- カスタマイズ:
特定の製造元およびコンピュータ機種に対する全般的な電力使用状況の設定をカスタマイズできます。
- アプリケーション管理:
電源ポリシーの適用時に実行中の可能性があるプロセスを管理できます。