電源管理レポートの表示

電源管理ツールでは、電力節減、コスト節約、および履歴レポートを作成および表示できます。レポートは、ワット数またはコスト削減額の複合計算から構成されています。これらの計算は、レポートに関連付ける選択されたコンピュータでの推定電力コストと実際の平均使用量に基づいています。

節約レポートには 2 種類があります。

  • [ワット数]: 電源管理ポリシーが有効なときに使用された kWh (1 時間当たりのキロワット数) 数と電源管理ポリシーが有効でない場合の数を比較します。
  • [コスト節約]: 電源管理ポリシーが有効なときに実現できる推計コスト削減額を作成します。

削減額は、日、週、月、または年単位で計算できます。履歴データを収集した場合は、同じタイプの履歴レポートを実行できます。

レポートの作成方法

管理デバイスでの電源管理プロセスは、各デバイスの実際の使用時間を追跡します。レポートは XML ファイルから作成され、使用情報を収集し、コンピュータの平均使用時間を計算します。

レポートを実行するたびに、個別のデバイスまたはデバイスのグループを選択します。次に、レポートはこれらのデバイスのデータを収集し、使用状況の概要を示します。使用時間は、デバイス タイプの平均ワット数 (ワット数レポート) または電源を停止させ続ける際の推定コスト削減額 (節約レポート) で乗算されます。

次の要素は、レポートでの計算に影響します。これらの要素を修正することで、状況に合わせてより正確なレポートを作成できます。

  • [kWh 当たりのコスト]: 既定として、標準的な平均が使用されます。電気料金の請求額から実際の kWh 当たりのコストがわかる場合は、この数値を変更します。
  • [カスタム ワット数設定]: 既定では、レポートはデスクトップとノートブックの平均ワット数設定を使用します。より具体的なデータを使用する場合は、特定の製造元とモデルのデータを使用できます。
  • [クライアント使用状況データ]: 既定では、クライアントの日次使用量の平均が計算で使用されます。より具体的なデータがわかる場合は、管理デバイスから取得した履歴データを適用して、計算を実行できます。

節約レポートを実行するときには、[節約レポート] ダイアログを使用して、オプションを選択し、結果をプレビューします。