ロールベース管理の概要

Ivanti® Endpoint Manager では、広範囲なロールベースの管理機能を使用してコンソール ユーザを管理できます。次のオプションを選択できます。

  • 粒度の高い機能ベースのグループ アクセス権を割り当て
  • ローカルまたは LDAP ユーザ グループによって複数のユーザに簡単にアクセス権を割り当て
  • 複数のコア サーバ全体でコンソール ユーザ構成を同期化

各ユーザの責任、実行を許可する管理タスク、および表示、アクセスや管理を許可するデバイスに基づいて役割を作成します。デバイスへのアクセスを、国、地域、州、市、または 1 つのオフィスや部門のような場所に制限できます。あるいは、特定のデバイス プラットフォーム、プロセッサ タイプ、他のデバイス ハードウェアまたはソフトウェア属性に制限することもできます。役割ベース管理を使用すると、作成する役割の数、ユーザに対する役割の割り当て、およびデバイス アクセスのスコープを自由に設定できます。たとえば、ソフトウェア配布マネージャの役割を持つ 1 人以上のユーザ、リモート コントロール操作の責任負うユーザ、レポートを実行するユーザなど、さまざまな役割を割り当てることができます。

多数のコンソール ユーザが存在しない場合や、現在のコンソール ユーザを制限しない場合は、役割ベースの管理を完全に省略して、ユーザをコア サーバのローカル LANDESK 管理者グループに追加できます。このグループのメンバーはコンソールへのフル アクセスがあり、すべてのデバイスを管理できます。デフォルトでは、エンドポイント マネージャ のインストールで使用するアカウントは、LANDESK Administrators グループにあります。

役割ベース管理は柔軟性があり、カスタム役割を必要なだけ作成できます。異なるユーザに同じアクセス権を割り当てることができる場合がありますが、狭いスコープにデバイスを限定したセットにアクセスを制限できます。管理者でも、特に特定の地区または管理デバイスを対象にする管理者の場合は、スコープによって制限できます。役割ベース管理をどのように活用するかは、ネットワークとスタッフのリソースだけでなく、特別なニーズによって異なります。

NOTE: エンドポイント マネージャ 8 からアップグレードした場合は、..\LANDesk\Management Suite\RBAUpgradeReport.txt というログ ファイルが作成されます。このファイルは 8.x ロールを 9.x に割り当てるために有用な情報を提供します。

次は、ロールベースの管理を使用する基本プロセスです。

  1. コンソール ユーザの役割を作成します。
  2. Windows ローカル ユーザとグループ ツールを使用して、コンソール ユーザを正しい Windows LANDESK グループに追加します。
  3. コンソール ユーザを指定するために使用している各 Active Directory の認証を作成します。
  4. 任意で、スコープを使用して、コンソール ユーザが管理できるデバイスのリストを制限します。
  5. 任意で、チームを使用して、コンソール ユーザをさらに分類します。