優先サーバとコンテンツ複製の概要

優先サーバによって Ivanti® Endpoint Manager はサブネット上の配布ネットワーク トラフィックを軽減できます。正しく設定すると、優先サーバは、次の配布ターゲットが配布ファイルを検索する順序に含まれます。

  1. ターゲットのローカル配布キャッシュ。
  2. 配布キャッシュのソース ファイルを使用しているターゲットと同じローカル ピア。
  3. 設定されていない場合は、最も近い優先サーバ。
  4. 最初に配布パッケージで指定されている配布ソース。

コンテンツ複製は、ソース サーバのファイルを使用して、優先サーバのファイルを確立、同期化、更新するための管理構造を提供します。優先サーバとともにコンテンツ複製を使用する必要はありませんが、コンテンツ複製を使用すると、管理者は事前定義されたスケジュールに基づいて、優先サーバ上のファイルが環境全体で最新の状態に保たれていることを簡単に確認できます。

コンテンツ複製では次の要素を設定する必要があります。

  • 優先サーバ:配布ターゲットがソース ファイルをダウンロードしようとするサーバです。ソフトウェア配布では複製されていない優先サーバ上のファイルにアクセスできます。ただし、コンテンツ複製はファイルを最新の状態に保つための最も効果的な方法です。
  • 電源:優先サーバに複製する必要があるファイルを持つサーバです。管理者はソース上でファイル構造とファイルを設定してから、コンテンツ複製を使用して、この階層を優先サーバにコピーします。
  • レプリケータ:ソースから優先サーバにファイルをコピーする管理 Windows デバイスです。この管理デバイスには、ローカルでキャッシュ保存されたすべてのソースからのデータを保持するための大量のディスク領域が必要です。複製で使用する管理デバイスに十分なディスク領域がない場合は、レプリケータが複製ジョブを実行するたびに、ソースから一部のファイルをダウンロードしなければならない可能性があります。

レプリケータはソース サーバから優先サーバにのみコンテンツを複製できます。複製するデータはソフトウェア配布データに限定する必要はありません。優先サーバに格納されても問題がないデータであれば複製してもかまいません。たとえば、ドキュメントとスプレッドシートもリモート オフィスにある優先サーバに複製できます。

任意の数の優先サーバ、ソース、レプリケータを設定できます。