ライセンスと製品の関連付け

ライセンスを追加または編集するときには、製品の使用とライセンスの準拠状況を計算するために、ライセンスを 1 つ以上のソフトウェア製品に関連付ける必要があります。複数の個別の製品を表す正規化された製品を含め、1 つ以上の製品を選択できます。現在製品が監視されていない場合、製品をライセンスに関連付けると、ソフトウェア ライセンス監視 (SLM) によって、製品は [製品] > [監視] ページに移動します。

関連付けられた製品を選択するときに、ライセンスを使用する順序で製品を並べます。リストの先頭の製品が最初に使用可能なライセンスを使用します。追加のライセンスが使用可能な場合は、2番目の製品が使用可能なライセンスを使用します。使用可能なライセンスがなくなるまで、リストの最後に向けてこの手順を続けます。

次の例では、複数の製品バージョンの場合にライセンス計算が適用される方法について示します。

  • 30 台のインストール (またはライセンス クライアント) が可能な製品 ABC のライセンスを購入しました。
  • このライセンスは製品のバージョン 3、4、および 5 で使用できます。
  • [関連付けられた製品] リストでは、先頭に最新バージョンの 5、次にバージョン 4、バージョン 3 の順序に並べました。

この状況においてライセンス使用状況は次のように計算されます。

  • 16 ユーザがバージョン 5 をインストールしているため、16 ユーザすべてがライセンス クライアントを消費します。
  • 21 ユーザがバージョン 4 をインストールしています。そのうち 14 ユーザがライセンスを使用し、7 ユーザはライセンスを持っていません。
  • 8 ユーザがバージョン 3 をインストールしています。いずれのユーザもライセンスがありません。

この製品のライセンス準拠レポートでは、製品を使用している 15 ユーザがライセンスの対象外であることが示されます。次に、追加ライセンスを購入するかどうかを判断する必要があります。また、組織内における実際の製品使用状況を確認する場合もあります。製品をインストールし、長期間使用していないユーザがいる場合は、ソフトウェアが必要かどうかを該当ユーザに確認できます。ソフトウェアが不要な場合は、製品をアンインストールし、ライセンスを他のユーザに適用できます。

NOTE: 準拠計算では、ライセンスは製品に関連付けられています。製品を削除すると、製品とライセンスの関連付けが解除され、準拠レポートにはその製品がライセンスを使用していることが表示されなくなります。