監視製品の単価の指定
ソフトウェア ライセンス監視 (SLM) には、組織のライセンス使用に関するさまざまな計算が含まれています。たとえば、準拠ダッシュボードには、インストール済みの製品をライセンス条件に準拠させるための推定コストが表示されます。
監視対象の製品ごとに、このような計算で使用する単価を指定できます。指定するコストは自動計算されるコストとは異なる場合があります。
1 つの製品で 1 つのライセンスを使用する場合は、ライセンスの合計価格をライセンス数で除算する自動計算を使用できます。
1 つの製品で複数のライセンスを使用する場合は、ライセンス条件によって異なる単価が適用されることがあります。たとえば、あるバージョンの製品のライセンスを購入し、それよりも新しいバージョンのライセンスを新規購入した場合、新しいライセンスのコストの方が高いことがあります。古いバージョンと新しいバージョンの製品の両方でこれらのライセンスを使用できる場合は、計算で使用する実際のコストを表す単価を決定する必要があります。
単価を指定するには 2 つのオプションがあります。
- すべての計算で自動計算された単価を使用する:このオプションを選択すると、製品のライセンス データに基づいて計算が実行されます。ライセンスが 1 つの場合、合計コストをライセンス数で除算することで単価が計算されます。1 つの製品に複数のライセンスがある場合、単価は製品のすべてのライセンスの単価の平均です (すべての合計コストがライセンス総数で除算されます)。
- すべての計算で使用する単価を指定する:このオプションを選択すると、入力する価格が製品の自動計算された単価を上書きします。たとえば、1 つの製品に複数の異なるライセンスがある場合、ライセンス当たりの現在の価格を指定できます。これは、新しいライセンスを追加するために支払う価格です。
ダッシュボードの計算が正しくないと思われる場合は、製品のすべてのライセンスのコスト情報が正しく入力されていることを確認してください。次に、製品の単価を変更し、製品のライセンスのコストが正確に表されるかどうかを判断できます。
NOTE: フランス語バージョンの SLM をお使いの場合、Microsoft の地域設定には、フランス語の桁区切りに影響するバグがあります。1,000以上の数値について、Microsoft では桁区切り記号の既定の設定がピリオドではなくスペース文字です (例: 1 234 567,00)。このバグにより、数値を入力する場合に、フランス語バージョンの SLM ではピリオド文字の使用が許されません。
この問題を修正するには、[コントロール パネル] > [地域と言語] アプレットで設定を変更する必要があります。[追加の設定] ボタンをクリックし、[桁区切り記号] をスペースからピリオド (または、その他の文字であれば何でも) に変更します。
製品の単価を指定するには
- [製品] > [監視] をクリックし、製品を選択します (製品の検索が必要な場合は、[検索] ボックスを使用します)。
- ツールバーで、[編集] をクリックします。
- [単価] をクリックします。
- 自動計算された価格を選択するか、[単価の指定] をクリックして単価ボックスにコストを入力します。
- [保存] をクリックします。
正規化された製品を選択する場合は、単価が正規化された製品に含まれるすべての製品バージョンを表していることを確認してください。