SmartVue ウィジェットの修正
各 SmartVue ウィジェット カテゴリは、SmartVue インストーラがポイント コアに配置する XML ファイルで定義されています。これらの XML ファイルを修正すると、SmartVue モバイル アプリケーションで表示されるウィジェットを追加、変更、または削除できます。XML ファイルはポイント コアの次の場所に保存されます。
- C:\Program Files\LANDesk\ManagementSuite\SmartVueDef.
NOTE: SmartVue's LDGatherData.exe プログラムが実行されると、XML ファイルが含まれる .\SmartVue フォルダが作成されます。これらのファイルを編集しないでください。.\SmartVueDef XML ファイルを修正すると、LDGatherData.exe の実行時に、.\SmartVue の対応するファイルが上書きされます。
変更する前には、必ず編集予定の XML ファイルのバックアップを作成してください。
基本 XML 構造は次のとおりです。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<DataDefinition name="" id="" datasource="">
<Definitions>
<Definition name="" id="" controlType="" dataSet="">
<Sql>
</Sql>
<TotalSQL>
</TotalSQL>
<LocationSQL>
</LocationSQL>
<Controls>
<Control title="" columns="" />
</Controls>
</Definition>
</Definitions>
</DataDefinition>
各ウィジェットには、ウィジェット定義と 3 つのクエリ グループがあります。
- <SQL>:ウィジェットのデータを収集します。
- <TotalSQL>:収集された SQL データを問い合わせ、ウィジェットに返します。
- <LocationSQL>:ポイント コアで構成されたロケーション情報と Total SQL クエリの結果を結合します。ポイント コアで、[構成] > [SmartVue 構成] > [ロケーション] で、ロケーションを構成します。LDAP ディレクトリ、コンピュータ デバイス名プレフィックス文字列、または LDMS 公開クエリに基づいて、ロケーションを定義できます。
次のセクションでは、XML 要素属性の詳細について説明します。
<DataDefinition>
- name:カテゴリ名。この名前は WHERE 条件の <TotalSQL> セクションで使用されます。
- id:この定義の一意の ID。この ID はブラウザ クエリ文字列で使用されます。スペースや & などの文字を使用することはできません。
- datasource:データベースのデータ ソース タイプ。これは大文字と小文字を区別し、[データベースの追加] ダイアログ ボックス ([構成] > [SmartVue 構成] > [データベース] か、[追加] または [編集] をクリック) で指定した [データ ソース] と完全に一致する必要があります。
<Definition>
- name:ウィジェットのタイトル。この名前は WHERE 条件の <TotalSQL> セクションで使用されます。
- id:このウィジェットの一意の ID。スペースを含めることはできません。
- controlType:このデータで使用するウィジェットのタイプ。次のいずれかでなければなりません。
- BarTemplate
- BurnDownTemplate
- ColumnTemplate
- DonutTemplate
- LineTemplate
- PercentBallTemplate
- PercentBarTemplate
- PieTemplate
- RadialTemplate
- dataSet:返されるデータの形式は「行」または「列」です。たとえば、返されるデータ セットの形式がカウント 1 が列 1、カウント 2 が列 2 などの場合、データ セットは「列」です。SQL 文で複数の行が返される場合、「行」でなければなりません。
- seriesData:時間に基づくウィジェット データの場合は、「bymonth」を指定します。この例については、Remotecontrol.xml をご参照ください。棒に基づくテンプレートと同様に機能します。
<SQL>
ウィジェットのデータを取得する SQL クエリが記述されます。
<TotalSQL>
ウィジェットにデータを返す SQL クエリが記述されます。
順序と列名が重要です。列名が最初に記述される必要があります。「データ数」や「カウント」以外の情報が必要な場合は、最初の列に DataName というエイリアスを付ける必要があります (select a.columname DataName, …)。カウントは select リストの 2 番目の列で、DataCount というエイリアスを付ける必要があります。行データがある場合は、SUM というエイリアスでなければなりません。(select a.columnname DataName, SUM(a.DataCount) DataCount, …)
y 軸上に日付別にデータを表示する場合は、エイリアス ReportDate を SELECT 文の最後の列にする必要があります (select a.columnname DataName, SUM(a.DataCount) DataCount, a.ReportDate FROM …)。
a.CountType="" 条件には、前の手順で XML ファイルで指定した <DataDefinition name=""> と <Definition name=""> を記述する必要があります。2 つの名前を区切るスペースはありません。
たとえば、<DataDefinition name="Power Management"> と <Definition name="Devices under Power Management"> の場合、a.CountType= は "Power ManagementDevices Under Power Management" となります。
TotalSQL セクション クエリの SQL 以外の項目
#SVTABLE# はプレースホルダで、クエリがロケーション固有のデータとロケーション固有ではないデータのいずれを検索しているのかを判断するために使用されます。このプレースホルダは動的に置換されます。
プレースホルダ #SVWHERE# および #SVTIME# は、ユーザがアプリケーションで選択した内容に応じて、クエリがロケーションまたは時刻のいずれに基づくのかを判断するために使用されます。ウィジェットには、時間に基づくもの (多くの場合棒グラフで表現) またはロケーションに基づくもの (多くの場合円グラフで表現) の 2 種類があります。一般的に、ロケーションに基づくデータは期間が関連付けられていません。時間に基づくウィジェットは毎月のデータ数を使用します。
<LocationSQL>
データをロケーションに結合します。
[構成] > [SmartVue 構成] > [ロケーション] をクリックし、ポイント コアのロケーションを設定します。LDAP ディレクトリ、コンピュータ デバイス名プレフィックス文字列、または LDMS 公開クエリに基づいて、ロケーションを定義できます。1 つだけ選択できます。
<Controls>, <Control>
ウィジェットが表示する行または列データおよびタイトルを定義します。このセクションは、現在 SmartVue によって使用されていません。
ウィジェットをアクティブにする
C:\Program Files\LANDesk\ManagementSuite\SmartVueDef フォルダの XML ファイルを追加または変更しても、データ収集プログラムが実行されるまで、変更内容は SmartVue モバイルに表示されません。
- C:\Program Files\LANDesk\ManagementSuite\LDGatherData.exe
SmartVue のデータ収集スケジュールを指定した場合は、一度に実行されます。すぐに実行する場合は、次の手順を実行します。
SmartVue データを更新するには
- [構成] > [SmartVue 構成] > [スケジューラ] をクリックします。
- [すぐに開始] をクリックします。
- [OK] をクリックします。
LDGatherData.exe プロセスが完了するには、数分かかります。