バイトレベルのチェックポイント リスタートおよび動的帯域幅スロットリング
エンドポイント マネージャ 8 およびそれ以降のバージョンでは、バイトレベルのチェックポイント リスタートと動的帯域幅スロットリングがサポートされています。チェックポイント リスタートは、まず、SWD がデバイス キャッシュ フォルダ (既定では、C:\Program Files (x86)\LANDesk\LDClient\SDMCACHE) にコピーする配布ジョブと同時に行われます。帯域幅の制御オプションを選択している場合、ファイルはまずデバイス キャッシュにコピーされ、チェックポイント リスタートによって、中断した箇所から配布を再開することができます。
[動的帯域幅スロットリング] は、デバイスが使用するネットワーク トラフィックが配布トラフィックよりも優先するように指定します。また、このオプションはファイルをデバイス キャッシュに完全にダウンロードしたり、バイトレベルのチェックポイント リスタートを有効にしたり、中断されたダウンロードを中断箇所から再開したりします。このオプションを選択し、使用可能な最低帯域幅の割合を0のままにすると、デバイスがネットワーク トラフィックを開始したときに、配布はトラフィックが停止するまで1パケット/秒まで低減されます。ネットワーク帯域幅を必要とする配布で、デバイス帯域幅に競合がある場合、使用可能な最低帯域幅を増やすと、配布用に指定するデバイス帯域幅はほとんどそのまま維持されます。
SWD パッケージまたは MSI パッケージの再インストールまたは修復を行う場合、通常、これらのパッケージ タイプは必要なファイルのみをダウンロードするので動的帯域幅スロットリング オプションを使用しない方が望ましい場合があります。この場合、動的帯域幅スロットリングを使用すると、通常、わずかなパッケージのみが必要な修復のときでもパッケージがすべてダウンロードされることがあります。
マルチキャスト ドメイン内の 1 台のデバイスのみがリモート ソースからダウンロードを行うように、集合的な帯域幅スロットリングを設定できます。また、ソースからダウンロードする際に使用する帯域幅の容量を設定することもできます。