MSI 変換ジェネレータ
変換とは、MSI インストール時に使用する選択肢が組み込まれた、1つの応答ファイルです。Endpoint Manager 2018.3には、変換ファイルを素早く簡単に生成して MSI パッケージ配布に組み込むための、新しい変換ジェネレータ機能が備わっています。
変換ジェネレータを使用すると、使用しているコンピューターに実際に MSI をインストールすることも変更を加えることもなく、MSI のインターフェイスを通じた手順を段階を追って実行できます。変換ジェネレータは、MSI ファイルのインターフェイスでユーザが行った選択や変更をキャプチャします。完了すると、MSI インターフェイスが閉じ、変換ファイルが保存されます。その後、この変換ファイルがパッケージ コマンドラインに追加され、現在構成中のパッケージにも追加ファイルとして追加されます。
変換を作成したら、まずその MSI をいくつかのテスト デバイスに配布してみることで、予期したとおりに機能するか検証してください。すべての MSI ファイルが変換ファイルを正しく実装できるわけではありません。小規模なテスト配布がうまくいけば、より大規模な配布を検討できます。
変換ジェネレータで生成された変換ファイルは、Endpoint Manager 2018.3 デバイス エージェントのみで機能します。Endpoint Manager 2018.3 SU1ではこの制限がなくなる予定です。
- [ツール] > [配布] > [配布パッケージ] の順にクリックします。
- 変更する MSI パッケージをダブルクリックするか、またはツールバーで [新規]> [Wndows]> [MSI] をクリックして新しいパッケージを作成します。
- [パッケージ情報] ページで、使用する MSI が [プライマリ ファイル] として選択されていることを確認します。
-
[インストール/アンインストール オプション] ページで、パッケージ コマンドライン フィールドの下の [変換の生成] ボタンをクリックします。
- 必要に応じて変換ファイル名を変更し、[生成] をクリックします。選択した MSI 用のインストーラ インターフェイスが表示されます。
- このインストーラの手順に従い、配布をカスタマイズします。作業中のコンピュータに対して実際に変更が行われるわけではありません。
- インストーラ終了時、MSI コマンド ラインに TRANSFORMS="{transform file name}" が追加されます。変換ファイルは [追加ファイル] リストにも追加されています。
- [保存] をクリックします。
- テスト配布を行います。
既定では、変換ファイルはここに保存されます。
- C:\Program Files\LANDesk\ManagementSuite\LANDesk\files\SWDMSITransforms
元の MSI ファイル名に .MST という拡張子が付いたものが、変換ファイルの既定の名前です。これは必要に応じて変更できます。変換がキャプチャされた後、MSI コマンド ラインには TRANSFORMS="{transform file name}" が含まれます。
MSI ファイルはそれぞれが固有のものであり、すべてが変換をサポートしているわけではありません。変換の生成時、より一般的な問題が検出された場合は、次のようなエラー メッセージが表示されます (エラー メッセージがある場合)。
- 変換オプションが存在しません
- MSI ファイルにはカスタム アクション テーブルはありません