リターン コードの割り当て
[パッケージ リターン コード マッピング] ダイアログ ボックスを使用して、配布タスクが成功したかどうかに基づいて、コア サーバにステータスを送信します。以前の エンドポイント マネージャ では、0 のみが成功として解釈され、その他のコードは失敗として処理されていました。この場合、アプリケーションがエラーなしでインストールされている可能性があるにもかかわらず、0 以外の数字のリターン コードが返されていたため、エンドポイント マネージャ で失敗と認識されるという管理上の問題がありました。
ベンダは、製品開発者が作成する考えられるすべてのリターン コードのリストと、コードで示す特定の結果をメンテナンスしていました。現在では、エンドポイント マネージャ の機能追加により、管理者はリターン コード リストを検索し、テンプレートを構築して個々のパッケージや複数のパッケージに関連付けることができるようになりました。管理者は各リターン コードを指定して成功か失敗かを示し、特定のインストール結果を示すカスタム メッセージを送信できるようになりました。
この機能はサードパーティ ベンダ製のアプリケーションで使用できますが、社内開発者が独自に作成するアプリケーションでもリターン コード テンプレートを作成できます。エンドポイント マネージャ は既定のテンプレートだけではなく、リターン コード テンプレート マネージャを使用した新しいカスタム テンプレートの作成機能、既定のテンプレートまたはカスタム テンプレートのコピー機能、任意のテンプレートの修正機能を提供します。テンプレートの作成時には、[パッケージ リターン コード マッピング] ウィンドウの [リターン コードの割り当て] ダイアログボックスで、特定のテンプレートを特定のパッケージに関連付けることができます。この場所からテンプレートを修正することもできます。
ユーザは、成功か失敗かを示すすべてのリターン コードを追加するか、成功を示すリターン コードのみを追加できます。成功コードのみを追加する場合は、テンプレートで参照されていないすべてのリターン コードは自動的に失敗として割り当てられます。
エンドポイント マネージャ には次の 2 つの既定のテンプレートがあります。
- 既定の MSI テンプレート:標準 MSI リターン コードに対応する 50 以上のマッピングが含まれています。
- 既定の MSI 以外のテンプレート:リターン コード 0 [アクションは正常に完了しました] のマッピングのみが含まれています。ゼロ以外のエラー コードはすべて [パッケージ配布に失敗しました] を返します。
これらのテンプレートのいずれかが、タイプに基づいて自動的に配布パッケージに割り当てられます。配布パッケージのプロパティでテンプレート マッピングを変更できます。
スケジュール タスク ツールの列の1つとして [リターン コード] を含めることができます。既定では表示されません。