診断ツールの使用方法

診断ツールを使用すると、重要な情報にリアルタイムですばやくアクセスできるため、ソフトウェア配布およびパッチ タスクのトラブルシューティングを行うことができます。コンソール ユーザが診断ツールを使用するには、ロールに基づく管理で診断ロールが必要です。これを構成する方法については、「ロールの管理」をご参照ください。

診断ツールを使用するには、ネットワーク ビューでデバイスを右クリックし、[診断] をクリックします。あるいは、[スケジュール タスク] ウィンドウで、[上位のエラーコード] グラフをダブルクリックします。また、ネットワーク ビューから診断ツールまでデバイスをドラッグします。これにより、別のウィンドウが開きます。

診断ツール ツールバーには次の機能があります。

  • ログ:ドロップダウン メニューでは、クライアントとコアサーバの両方からリアルタイムでログを取得できます。タスクに基づいてログを選択すると、ハイライト表示されたタスクのログが自動的に取得されます。[クライアント] メニューから、デバイスのすべてのログを zip ファイルとしてダウンロードすることを選択できます。ログ ファイルが50 KB を超える場合は、診断ツール内で切り捨てられたログを表示するか、外部ビューアでログを表示できます。[コア] メニューで、コアサーバからログをダウンロードできます。

    すべての sdclient リターン コードは Ivanti コミュニティ Web サイトの関連付けられたコンテンツにリンクされています。これは特に失敗したログの診断で有用です。ログの表示領域にフォーカスがある場合は、F5キーを押すと最後の処理をやり直します。クライアント ログ更新をリアルタイムで監視できます。

  • リアルタイム検出: リアルタイムでデバイスを検索し、ネットワーク上で使用可能であり、Ivanti が通信できることを検証します。
  • インベントリ : 選択したデバイスのインベントリ ウィンドウを開きます。
  • Apple モバイル デバイス コマンド: 選択したデバイスを再起動またはシャットダウンするための、または選択したデバイスの紛失モードを有効/無効にするためのドロップダウン メニューを開きます。(このオプションは、Apple デバイスが選択されている場合にのみ表示されます)。
  • HTML リモート コントロール: 選択したデバイスの HTML リモート コントロール ウィンドウを開きます。
  • タスク クライアント ポリシーの表示: 選択したタスクのクライアント ポリシー設定を表示します。これはデバッグで便利です。
  • セキュリティとパッチ情報の表示: 検出された脆弱性を表示します。
  • クライアント インベントリ変更履歴: 新しくダウンロードされた項目を表示します。
  • クライアント タスク履歴 : すべてのタスクとステータスの履歴を表示します。
  • リモート ファイル システム アクセスを有効にする: Windows 8以降を実行するデバイスを操作する場合は、ユーザ名とパスワードが同じ場合に認証資格情報を要求するポップアップ ウィンドウを非表示にできます。(これより前の Windows バージョンではこの機能がサポートされていません。)
  • リモート イベント ビューア: 簡易トラブルシューティングのために選択したデバイスのイベント ビューアを表示します。ログオン ユーザの認証資格情報を使用します。
  • リモート ファイル システム: Windows エクスプローラで選択したデバイスの C$ を表示します。ログオン ユーザの認証資格情報を使用します。
  • ポリシーの同期: デバイスで手動ポリシー同期を実行します。
  • 選択したデバイスでタスクを再実行する: タスクを再実行し、ローカル スケジューラで指定された設定を無効にします。
  • プロセスの終了: プロセス ID を入力し、[OK] をクリックすると、デバイスでプロセスを終了できます。クライアントの実行中のプロセスを表示している場合は、プロセス ID をハイライト表示して右クリックし、ビューアから停止できます。
  • ローカル スケジューラ タスクの表示: クライアント ローカル スケジューラ タスクを表示します。
  • 実行中のプロセスの表示: デバイスで実行中のプロセスを表示し、Ivanti プロセスをハイライト表示します。プロセス ID をハイライト表示し、右クリック オプションで終了することができます。
  • サービスの表示: クライアントにインストールされたすべてのサービスの現在の状態を表示します。
  • ログオン ユーザ情報を表示する:  選択したデバイスのログオン履歴を表示します。
  • 再起動: ユーザに警告を送信し、30秒以内に選択したデバイスを再起動します。ユーザは、この処理をキャンセルできません。
  • シャットダウン: ユーザに警告を送信し、30秒以内に選択したデバイスをシャットダウンします。ユーザは、この処理をキャンセルできません。
  • コンピュータ名の変更: 選択したデバイスの Windows コンピュータ名を変更し、名前の変更が適用されるようにデバイスを再起動します。
  • Ivanti コミュニティ Web サイトの検索: ログ ファイルでハイライト表示したテキストを取得し、Ivanti コミュニティを検索して、詳細を見つけます。
  • ハイライト表示されたログ ファイルまたは現在のエラーコードを Web で検索する (F3): ログ ファイルでハイライト表示したテキストを取得し、Web 検索に入力して、詳細を見つけます。Microsoft Office や標準 MSI リターン コードを使用する MSI インスト-ルなどの共通プログラムのリターン コードを調査する場合に有用です。
  • 検索:デバイス リスト ビューでリアルタイム検索を実行します。
  • CSV にエクスポート: クライアントとタスク リストの CSV エクスポートを作成します。
  • 列順序のリセット: 診断ウィンドウの列順序をリセットします。
  • 更新: 診断ツール ウィンドウに表示される内容を更新します。