InstallEase for Mac OS

Ivanti InstallEase は、インストールの前後に、ハードディスク (または指定された部分) のスナップショットを作成します。2つのスナップショットを比較することで、インストールによって追加、修正、および削除されたファイル設定を決定し、Apple インストーラパッケージまたはさまざまな他の形式として保存します。

インストーラパッケージを保存するか、ファイルを追加するか、不要なファイルをインストーラから削除する前に、変更のリストを手動で編集できます。前述のスナップショット作成手順によってこの方法で最初から独自のインストーラパッケージを作成することができます。

InstallEase ファイルはコアサーバにあります。パッケージ作成コンピュータにコピーします。

C:\Program Files\LANDesk\ManagementSuite\utilities\MacInstallEase

環境設定

環境設定では、アプリケーションの動作の基本オプションを設定できます。初期設定値はほとんどの状況に適しています。このため、通常は、Ivanti InstallEase を使用する前に環境設定を調整する必要はありません。

Iceberg オプション

[1つのフォルダでソースファイルを収集する] オプションをオンにすると、Iceberg プロジェクトを保存するときに、InstallEase がすべてのソースファイルのコピーを使用してフォルダを作成します。オプションをオフにした場合、必要なソースファイルを自分で収集してください。

一時フォルダ

InstallEase はスナップショットを作成および比較するための一時データを格納します。このオプションでは、そのフォルダの便利な場所を指定できます。

これらのファイルをスナップに含めない

コンピュータの多数のファイルが、オペレーティングシステムまたはインストールされているソフトウェアには関係がない自動バックグラウンドプロセスによって常に変更されています。スナップショットには含めないでください。

このリストでは、スナップショットから除外される、ログファイル、一時ファイル、またはインデックスファイルなどのファイルとレジストリエントリを指定できます。これは既定のリストです。以下で説明するように、個別のスナップショット用にカスタマイズできます。[説明] 検索フィールドでは、リストの表示をフィルタリングできます。

新しいファイルを追加するには、+ ボタンをクリックします。名前またはパスでファイルおよびフォルダを指定できます。正規表現はサポートされます。

既存のファイルを削除するには、- ボタンをクリックします。フィルタを一時的に無効にするには、選択解除します。

[既定のフィルタ] ボタンをクリックすると、リストが初期設定にリセットされます。

自動処理

メモ: この手順は、Ivanti InstallEase を使用して、インストール前後に作成された2つのスナップショットからインストーラパッケージを作成する方法を説明します。インストーラパッケージを最初から作成する方法については、「パッケージの手動作成」をご参照ください。

スナップショットを使用してインストーラを作成する処理を開始する前に、定期的にメールをダウンロードするように設定されたメールクライアントや自動保存機能付きのアプリケーションなど、自律的にディスクに書き込むコンピュータ上のソフトウェアを無効にする必要がある場合があります。

Ivanti InstallEase を使用してインストーラパッケージを作成するには

1.Ivanti InstallEase を起動します。
[Ivanti InstallEase について] 画面で [開始] をクリックします。
[自動] 方式を選択し、[続行] をクリックします。
InstallEase がスナップショットを作成するボリュームを指定するか、[その他] リストを使用してスナップショットを作成するフォルダの範囲を指定します。

特定の種類のファイル (一般的には一時ファイル、システムメンテナンスファイル、ログファイル) は自動的にスナップショットから除外このリストを確認および編集するには、[ファイルフィルタの調整] をクリックします。

名前またはパスでファイルを除外できます。正規表現はサポートされます。既定のファイルフィルタは [環境設定] ダイアログで設定されます。
[スナップショットの作成] をクリックします。

Ivanti InstallEase は指定されたボリュームまたはフォルダの現在の状態を記録します。管理者パスワードを入力する必要があります。
6. コンピュータで他のタスクを先に実行せずに、できるかぎり速やかに、インストーラパッケージの作成元となるソフトウェアをインストールします。

目的に合わせてインストールを実行します。たとえば、ソフトウェアのカスタム環境設定をインストーラパッケージに含める場合は、ソフトウェアを起動し、必要に応じて環境設定を行います。

メモ: ソフトウェアインストールプロセスの一部として再起動が必要な場合は、インストールを完了したときに、Ivanti InstallEase をもう一度開きます。終了した場所から自動的に再開します。
7. [タスクスナップショット] をクリックすると、2番目のスナップショットを作成します。

可能な場合は、2番目のスナップショットが完了するまでは、コンピュータでタスクを実行しないでください。

2番目のスナップショットが完了すると、InstallEase は両方を比較し、変更のリストを作成します。また、進行状況のダイアログも表示されます。

リストが完了すると、Ivanti InstallEase によって [スナップショットデータ: ファイル] 画面に表示されます。インストール中に削除されるオブジェクトには赤色の記号が表示されます。
リストを確認し、必要に応じて、アクションメニューを使用して変更します。(アクションメニューが使用されるときに、項目が現在選択されているフォルダに追加されます。) 次のことができます。

インストールする追加の項目を指定します。[項目の追加] を選択してハードディスクの項目を追加するか、[空のフォルダの追加] を選択して新しい空のフォルダを作成します。

Finder からリストに項目をドラッグできます。リストの空の領域までドラッグすると、ディスクの現在のパスを使用して追加します。既存のフォルダまでドラッグすると、そのフォルダに追加します。リストで項目をドラッグして項目を並べ替えます。項目を選択して、Backspace キーを押すと、項目を削除します。

ターゲットコンピュータのすべてのユーザのホームフォルダにインストールされる項目を指定します。このためには、コンテキストメニューから [All Users Home フォルダの追加] を選択します。べてす

InstallEase で作成するインストーラが実行されるときには、All Users Home フォルダの内容全体がターゲットコンピュータのホームフォルダにインストールされます。

インストール中にターゲットコンピュータから削除する項目を指定:
- [削除する項目を指定する] では、同じ場所で検出されたときにターゲットコンピュータから削除されるコンピュータのファイルまたはフォルダを選択できます。
- [削除するファイルを指定する (名前)] では、現在の場所で見つかったときに、ターゲットコンピュータから削除されるファイルを名前で指定します。
- [削除するフォルダを指定する (名前)] では、現在の場所で見つかったときに、ターゲットコンピュータから削除されるフォルダを名前で指定します。
空ではないときにもフォルダを削除する場合は、フォルダを選択し、画面の下部の該当するオプションをオンにします。これはアンインストーラにのみ適用されます。

リストで選択した項目のアクセス権、所有者、グループも設定できます。
作成する形式を指定し、[保存] をクリックします。
Ivanti InstallEase はデスクトップ上に指定されたパッケージを作成します。

パッケージの手動作成

パッケージの手動作成は、次の違いを除き、スナップショット (上記で説明) の使用とほとんど同じです。

手順3で [自動] を選択する代わりに、[手動] を選択します。
[続行] をクリックすると、手順8に移動し、インストールまたは削除されるすべてのオブジェクトを手動で指定できます。

他のすべての点で、プロセスは両方の場合で同じです。

既存のパッケージからのアンインストーラの作成

Ivanti InstallEase はインストーラパッケージ (Apple Installer .pkg ファイル) を取得し、そこから自動的にアンインストーラパッケージを作成できます。

既存のパッケージからアンインストーラパッケージを作成するには

Ivanti InstallEase を起動します。
[Ivanti InstallEase について] 画面で [開始] をクリックします。
[アンインストーラパッケージ] 方式を選択し、[パッケージの選択] をクリックします。
Apple Installer パッケージ (.pkg) を選択し、[続行] をクリックします。
上記の手順8の「自動処理」の説明に従い、アンインストーラパッケージをカスタマイズおよび保存します。