インベントリ スキャン ファイルの追加または削除
[ソフトウェアの管理] リスト ツールのファイルを修正して、インベントリ スキャン対象とするファイルや対象外とするファイルを決定できます。
NOTE: コアの [ソフトウェアの管理] リストの項目を変更した後、[クライアントが利用できるようにする] ボタンをクリックして、インベントリ スキャナが使用する製品定義ファイルを更新する必要があります。次回デバイスがインベントリ スキャンを実行したとき、スキャナは、コアサーバから更新された製品の定義ファイルを取得し、変更を適用します。
インベントリ スキャンのソフトウェア ファイル
スキャナは、次の 3 つの方法でソフトウェア アプリケーションを認識します。
- ファイル名
- ファイル名およびサイズ
- アプリケーションの実行可能ファイルに含まれる情報
[管理ソフトウェア リスト] ツリー ビューを使用して、スキャン対象のファイルと、インベントリスキャンから除外するファイルを指定します。ツリーの [ファイル] 項目には、ファイルを整理するための 3 つのカテゴリが表示されます。
- スキャン対象:スキャナがデバイス上で特定できるファイル。このリストには多数のアプリケーションに関する情報が表示され、デバイスにインストールされる可能性のある実行可能ファイルの基本となる一覧を提供します。このリストにファイルを追加したり、リストからファイルを除外したりできます。
- 処理対象 :インベントリ スキャナがソフトウェア データをデータベースに追加すると、認識されない多数のソフトウェア ファイルが検出されます。これらのファイルがこのリストに追加されます。このリストのファイルを他の 2 つのリストのいずれかに移動することができます。
- 除外対象 :ここに移動するファイルは、あらゆる内容がスキャナによって無視されます。[除外対象] からファイルを削除すると、[処理対象] カテゴリに表示されます。
既定では、インベントリ スキャナは、[ソフトウェアの管理] リストに一覧されるファイルのみをスキャンします。スキャン済みまたは除外に指定されているファイルは、ソフトウェア リストの管理ツールに保存されます ([ツール] > [構成] > [レポート/監視])。
最初のスキャンを実行した後、インベントリ スキャナはデルタ スキャンのみを送信するため、送信されるデータ サイズはそれほど大きくありません。
ソフトウェア ファイルのスキャンまたは除外
次のタスクを完了し、インベントリ スキャンに含まれるソフトウェア ファイルを決定します。
ファイルをインベントリ スキャンに含めるには
- [処理対象] リストでファイルを検索します。
- ファイルを [スキャン対象] リストにドラッグします。
ファイルをインベントリ スキャンから除外するには
- [処理対象] リストでファイルを検索します。
- ファイルを [除外対象] リストにドラッグします。
[処理対象] リストにないファイルを除外するには
- [除外対象] をクリックしてから、ツール バーの [追加] ボタンをクリックします。
- 除外するファイル名を入力し、[OK] をクリックします。
ファイルのステータスをスキャン済みから除外に変更するには
- [スキャン対象] リストでファイルを検索します。
- ファイルを [除外対象] リストにドラッグします。
除外リストからスキャン リストにファイルを移動することもできます。
.exe 拡張子を持たないアプリケーション ファイルのスキャン
既定の [スキャン対象] リストには実行可能ファイルの説明がありますが、.exe ファイルのみです。スキャナでその他の種類のアプリケーション ファイル (.DLL、.COM、.SYS など) を指定する場合は、「ソフトウェアとデータ項目のインベントリ スキャンへの追加」をご参照ください。
[ファイル プロパティ] ダイアログ ボックスについて
このダイアログでは、[ソフトウェアの管理] リストにファイルを追加できます。必須フィールドはフィールド名のみです。必要に応じて、ダイアログを拡張し、詳細を入力できます。
- ファイル名:ファイル名を入力します。フィールドの既定値はワイルドカード ファイルです。
- サイズ (単位はバイト):ファイルのサイズをバイト単位で入力します。数字の間にコンマや他の区切り記号を使用しないようにしてください。ファイル サイズに 1 と入力すると、その名前のファイルすべてにマッチします。
- 製品名:ファイルが属する製品名を入力します。
- ベンダ:ファイルを使用する製品のベンダ名を入力します。
- バージョン:ファイルのバージョン名または番号を入力します。
- アクションまたは状態 :ファイルによる実行内容を選択します。
- スキャン対象:カテゴリにファイルを追加し、デバイス側でインベントリ スキャナに検索させます。
- 処理対象 :ファイルの処理を後で決める場合は、このカテゴリにファイルを追加します。