ポリシーベース管理について
ポリシーベース管理は、デバイス グループ上のアプリケーションのセットを簡単に管理することを支援します。他のスケジュールされているタスクと同様に、ポリシーには以下が必要です。
- 作成した配布パッケージ
- ポリシーまたはポリシーサポート プッシュのどちらかのポリシーをサポートする配信方法
- LDAP またはコア データベース クエリの結果などの配布パッケージ用ポリシー ターゲット
- ポリシーが使用可能になるスケジュール時間
ポリシーベース管理は、ポリシーの一部として設定したクエリを定期的に再実行しながら、新しい管理デバイスにポリシーを適用します。たとえば、LDAP ディレクトリにユーザ オブジェクトを含んでいるデパートメント コンテナがあるとします。デパートメント オブジェクトが「マーケティング」であるすべてのユーザは標準セットのアプリケーションを使用します。マーケティングのユーザ用にポリシーをセットアップすると、マーケティングに追加された新規ユーザのコンピュータ上に正しいセットのアプリケーションが自動的にインストールされます。
コンソールを使用して設定されるアプリケーション ポリシーは、コア データベースに保存されます。
ポリシーベースのタスク フローは次のとおりです。
- ソフトウェア配布エージェントがデバイスにあることを確認します。
- ポリシーを作成するアプリケーション用のパッケージがない場合は、パッケージを作成します。詳細については、「ソフトウェア配布について」をご参照ください。
- 配布パッケージ ウィンドウを使用して、パッケージに対してパッケージ定義を作成します。
- ポリシーベースの配信方法を作成するか、既存のポリシーベースの配信方法を選択します。
- [スケジュールされているタスク] ウィンドウでソフトウェア配布タスクを作成し、上記からパッケージと配信方法を選択します。
- ポリシーのターゲットを選択します。これには、個々のデバイス、データベース クエリ、デバイス グループ、LDAP 項目、および LDAP クエリの任意の組み合わせを含めることができます。
- タスクの実行をスケジュールします。実行時に配布パッケージがプルに利用可能になります。
- コア サーバ上のポリシーベース管理サービスは、LDAP/データベース クエリ結果を再評価することによって定期的にポリシー ターゲット リストを更新します。この機能により、コア データベースにあるターゲット ユーザ/コンピュータのセットが確実に最新になります。
- ユーザが、デバイスにログオン、ネットワークに接続、またはポリシーベース管理エージェントを開始します。
- コア サーバのポリシーベース管理サービスがデバイスのデバイス ID、およびログインしたユーザまたは LDAP デバイスの場所に基づいて適用されるポリシーを判断します。
- ポリシーベース管理サービスは、ポリシーベース管理エージェントにポリシー情報を送り返します。
- ポリシーを処理するデバイスの設定により、ユーザが実行するポリシーを選択するか、ポリシーが自動的に実行されます。デバイスのリストには、推奨ポリシーまたはオプションのポリシーのみが表示されます。リスト内に処理されていない推奨ポリシーがある場合、既定によりチェックされます。定期ポリシーは、実行期限が経過すると表示されます。選択されたポリシーが順次実行されます。
- ポリシーベース管理エージェントはポリシー結果をコア サーバに送付し、コア サーバがこの結果をコア データベースに保存します。ポリシーベース管理ステータスは、信頼性強化のために HTTP を使用してコア サーバにレポートされます。このステータス レポートは、[スケジュールされているタスク] ウィンドウに表示されます。