インストールの計画

Ivanti Service Desk および資産マネージャでは、多数の個別アプリケーションとサービスをインストールする必要があります。通常、このようなアプリケーションやサービスは、異なる場所にインストールしなければなりません。次のセクションでは、インストールの計画に役立つ情報を説明します。

インストールと構成の詳細については、標準インストールの説明の後のセクションをご参照ください。

インストールを開始する前に、使用するプラットフォーム (オペレーティングシステム、データベース、および電子メールシステム) が Ivanti によってサポートされていることを確認してください。
すべての通信に HTTPS などのセキュアプロトコルが使用されていること、またすべてのサーバの [タイムゾーン] が [UTC (協定世界時)] に設定され、かつリージョンや夏時間が指定されていないことを確認してください。

『Ivanti Service Desk および Asset Manager 技術仕様とアーキテクチャ』もご参照ください。

通常、次のサーバが必要です。

Ivanti Web サーバ
Ivanti Application Services サーバ
データベースサーバ

1 – データベースサーバ
2 – Web サーバService Desk Framework (Service Desk および資産マネージャのコアアプリケーションサービス)、Ivanti Web Access (Service Desk および資産マネージャ Web アプリケーションのデリバリープラットフォーム)、および Ivanti Workspaces (Ivanti のレスポンシブ Web アーキテクチャ)。
Ivanti 構成センターを使用し、Web Access およびその他の Web サーバアプリケーションの IIS で個別のアプリケーションプールを作成することをお勧めします。
3 – アプリケーションサービスサーバ:バックグラウンドサービス、ナレッジ管理エンジン、メールサービスなど。サービスとデータベース間の通信を処理するために、Service Desk Framework のインスタンスも含まれます。
4 – アナリストのクライアントコンピュータ:Ivanti コンソール、Ivanti Web Access アプリケーションにアクセスするための Web ブラウザ。これらのクライアントは、Web サーバ上の Service Desk Framework 経由でデータベースと通信します。
5 – モバイルデバイス: Ivanti Workspaces にアクセスするための Web ブラウザ。

クライアントは、Ivanti Web サーバ上の Service Desk Framework 経由でデータベースに接続します。アプリケーションサービスは、Ivanti アプリケーションサービスサーバ上の Service Desk Framework 経由で接続します。

非常に小規模なシステムまたはテストシステムの場合は、1 台のサーバにすべてを実装できます。大規模なシステムの場合は、別のサーバを追加し、負荷分散度を高めることができます。このマニュアルの以降の章では、前述のシステムアーキテクチャで Ivanti Service Desk および資産マネージャを設定する方法を説明します。