計算関数

計算エディタでは、次の関数を使用できます。

フレームワーク オブジェクト関数

GetBusinessTime( 日時 1 , 日時 2 ) – プロセスの対応レベルに関連付けられたカレンダーに基づく 2 つの日時値の間にある業務時間数を返します。
たとえば、TimeSinceResolved = Incident.GetBusinessTime(Resolution.CreationDate, DateTime.UtcNow) は、インシデントの対応レベルで使用するカレンダーに基づき、TimeSinceResolved を最新の解決の作成日 (Resolution.CreationDate) と UTC の現在の時刻 (the DateTime function DateTime.UtcNow) の間の業務時間の差に設定します。

GetNamedObject("DataObject", value) – オブジェクトの値を返します。DataObject は完全修飾オブジェクト名で、value 名前属性の値です。
たとえば、return Incident.GetNamedObject("IncidentManagement._Example", "123") は、123 というインシデント管理モジュールの Example オブジェクトを返します。

GetObjectByAttribute("DataObject", "attribute", value) – オブジェクトの値を返します。DataObject は完全修飾オブジェクト名で、value は選択した属性の値です。
たとえば、return Incident.GetObjectByAttribute("System.User", "Phone", "1234") は、電話が 1234 のユーザを返します。

GetNamedObject() および GetObjectByAttribute() 関数のいずれについても、指定した値と一致する最初のオブジェクトを返します。指定する値が一意の場合にのみ、これらの関数を使用することをお勧めします。

GetRankedObject("DataObject",rank ) – ランク付けされたオブジェクトの値を返します。DataObject は完全修飾オブジェクト名で、rank はランク付けされたシーケンスの番号です。
たとえば、return Incident.GetRankedObject("IncidentManagement._MyPriority", 2 ) は、インシデント管理モジュールの順序付けされたリスト「MyPriority」の 2 番目の値を返します。

GetReferencedObject("MatchingObject") はオブジェクト参照のオブジェクトを返します。MatchingObject はオブジェクト参照です。特に、自動検索動作で生成された検索一致コレクションで使用する場合に有効です。詳細と使用例については、『ナレッジ管理ガイド』をご参照ください。

MinutesToBreach() – オブジェクトが期限切れになるまでの分数を整数値で入力します。業務時間を考慮します。
たとえば、return Incident.MinutesToBreach() は、インシデントが期限切れになるまでの分数を返します。

TimeToBreach() – オブジェクトが期限切れになるまでの時間を文字列値 (hhhh:mm:ss) で返します。業務時間を考慮します。文字列が返されるため、この値ではソートできません。
たとえば、return Incident.TimeToBreach() は、インシデントが期限切れになるまでの時間を返します。

フレームワーク コレクション関数

First() – 作成日が最も古い、指定された属性の値を返します。
たとえば、item = Incident.Assignments.First() は、インシデントで作成された最初の割り当てを選択します。次に、return item.Title を使用すると、最初の割り当てのタイトルを返すことができます。

Latest() – 作成日が最も新しい、指定された属性の値を返します。
たとえば、item = Incident.Assignments.Latest() は、インシデントで作成された最新の割り当てを選択します。

Max("attribute") – 指定された属性の最大値を返します。
たとえば、Value = Incident.Assignments.Max("_Duration") は、インシデントの任意の割り当ての「_Duration」属性の最大値と等しい Value の値を設定します。

Min("attribute") – 指定された属性の最小値を返します。
たとえば、Value = Incident.Assignments.Min("_Duration") は、インシデントの任意の割り当ての「_Duration」属性の最小値と等しい Value の値を設定します。

Count – 指定されたコレクションの項目数を返します。
たとえば、return Incident.Assignments.Count は、インシデントの割り当て数を返します。

日時関数

DateTime.Now – 現在のローカル日時を日時形式で返します。関連する下位オプションを使用して、現在の年、月、日、時、分、秒のいずれかの値のみを返すことができます。

DateTime.Today – 今日の日付を日時形式で返します。時刻フィールドは深夜を返します。

DateTime.UtcNow – 現在の UTC 日時を日時形式で返します。関連する下位オプションを使用して、現在の年、月、日、時、分、秒のいずれかの値のみを返すことができます。

ランタイム関数

GetCurrentGroupName() – ログイン ユーザの現在のグループの名前を返します。

GetCurrentUserName() – ログイン ユーザの名前を返します。